LINEで誤爆した(誤って送信した)メッセージの送信を取り消しできる新機能「送信取消」がようやく追加された。これまでも利用できた「削除」は、自分のトーク画面からのみメッセージが削除されたが、新たに追加された「送信取消」は自分のトーク画面はもちろん、相手のトーク、グループトークに参加している全員のトークからもメッセージを削除することができる。
この記事ではLINEのメッセージを完全に削除する方法/送信を取り消す方法に加え、送信を取り消した時ことが相手にバレないか、取り消したメッセージの内容がバレないか、など詳しく解説する。
目次
LINEで“誤爆”を経験した人は8割超
LINEの調査によると、LINEで誤ってメッセージを送信(誤爆)してしまったことがある人は約85%もいるようだ。
誤爆したメッセージの内容は「誤字脱字があるメッセージを送ってしまった」が30%で最多、「作成途中のメッセージを送ってしまった」が24%と続いている。また、誤って送信したことに気づいた後は、57%の「すぐに謝る」が最多で「間違ったことに唖然とする」が15%、「気にしない・そのままなかったことにする」は20%にも満たない結果となっている。
また、前述したとおりLINEではメッセージの送信を削除できる機能が以前から提供されているが、相手のトーク画面からメッセージを削除することはできないこともあってわずか2%の「その他」に含まれているなど、誤爆の対処方法として削除機能はほとんど使われていないようだ。
LINEのメッセージ「送信取消」機能とは?
これまでメッセージを誤って送信してしまうと、無かったことにはできなかったが、2017年12月に「送信取消」機能がLINEに追加された。
新たに追加された「送信取消」機能はメッセージを自分のトーク画面からのみ削除する従来の「削除」機能とは違って自分と相手のトーク画面の両方からメッセージを削除することができる。
送信を取り消しできるのは24時間以内に送信されたメッセージやスタンプ、画像・動画、ボイスメッセージ、LINE MUSIC、リンク(URL)、連絡先、位置情報、ファイル、通話履歴。1対1でのトークはもちろん複数名でのグループトークでもメッセージを取り消すことが可能。メッセージの既読/未読状態に関わらず取り消すことができる。
「送信取消」機能が利用できるのはiOS/AndroidのLINEアプリとPC版のLINE。LINEの案内では最新バージョン(記事執筆時点ではVer7.18.0)で送信取消が利用できるとのことだが、手元のiPhoneではバージョン7.16.0でも対応していた。なお、Chrome版のLINEでは相手が送信を取り消したメッセージはトーク画面から削除されるが削除されたことを知らせる通知は表示されない。さらに自分から送信したメッセージの送信を取り消すことはできない。
「送信取消」のカンタンなまとめ
- 自分と相手のトーク画面からメッセージが削除される
- 送信を取り消せる(完全削除)できるのは24時間以内に送信されたメッセージ
- 既読/未読状態に関わらず送信を取り消せる
- スマホに届いたメッセージの送信を知らせる通知は削除されない
- 送信取消はiOS/Android/PC/Chrome版で利用可能
LINEのメッセージを取り消す(完全削除)方法
iOS/AndroidのLINEでメッセージを完全削除する
誤爆したメッセージを取り消すには、1対1またはグループトーク画面を開いて送信を取り消したい/完全に削除したいメッセージを長押ししてメニューから「送信取消」を選択する。
送信取消を確認するポップアップメニューが表示されたら「送信取消」をタップすると自分と相手のトーク画面、グループトークに参加している全員のトーク画面からメッセージが削除される。
なお、メッセージの送信を取り消すと、トーク画面にメッセージを取り消した時間と「メッセージの送信を取り消しました」と表示される。この通知は自分のトーク画面からしか削除できないため、メッセージを削除したこと自体はバレてしまうので注意が必要だ。
PC版のLINEでメッセージを完全削除する
PC版のLINEからでもメッセージを削除することができる。トーク画面を開いて送信を取り消したい/完全に削除したいメッセージを右クリックしてメニューから「送信取消」をクリックする。
送信取消を確認するポップアップが表示されたら「確認」ボタンをクリックすると自分と相手のトーク画面、グループトークに参加している全員のトーク画面からメッセージが削除される。
注意:メッセージの送信を取り消しても通知でバレる
メッセージの送信を取り消すと相手にバレないのか気になるところだが、前述したとおり送信を取り消すと、トーク画面に「メッセージの送信を取り消しました」と通知が表示されるためバレてしまう。
重要なのは取り消したメッセージの内容がバレるかだが、こちらもバレてしまう可能性が高い。
というのもメッセージの送信を取り消してもスマートフォンに届いたメッセージの受信通知は削除されないため、メッセージを受け取った相手がLINEの通知を削除するか、LINEの通知を受け取らないように設定していないかぎり削除したメッセージの内容がバレてしまうというわけだ。さらに、送信取消する時に表示されるポップアップメッセージ(友だちが利用中のLINEバージョンによっては、友だちのトークからメッセージが消えないことがあります)のとおり相手が利用しているLINEのバージョンによっては消えないこともある。
なお、LINEによれば12月13日、18時時点で一部のiPhoneでは通知が削除される仕様になっているとのこと。のちに修正される予定なので注意しよう。
送信取り消し後にメッセージの内容がバレないケースは、画像や動画、ボイスメッセージ、ファイルなど通知を開いてようやく表示・確認できるメッセージの場合だ。また、Chrome版のLINEでは削除されたことを知らせる履歴が表示されないため、メッセージの送信を取り消したことがバレない。
コメントを残す