文字の入力位置をカンタンに移動できるカーソルキー。特に画面の小さなスマートフォンでは重宝しますが、iPhoneの標準キーボードには、カーソルキーが表示されないため、文字の入力位置を簡単に移動できません。
最も多くの人が知っているカーソルの移動方法は文字を直接タップしてそのまま左右上下にずらすといったものですが、この記事では、もっとカンタンにカーソルを移動する方法をまとめています。
目次
iPhoneのカーソル移動は難しい
iPhoneで文字入力している時に間違った文字を入力したり、誤った変換を選択したり、文章の途中に文字を追加したい時などに必要なカーソル移動。
iPhoneでカーソルを移動する方法はいくつかありますが、多くの人は思ったところにカーソルを移動できずにストレスを感じているようです。
基本的なカーソル移動
最も基本的な操作方法は、カーソルを移動したい位置に画面をタップするというもの。ただし、iPhone SEやiPhone 13 miniといった画面の小さい機種では思ったところにカーソルを移動させるのが難しく、ズレてしまうことがほとんどです。
画面を長押ししてから指をスライドする方法もあります。
長押しすると同時に指の周辺に拡大鏡が表示されるため、カーソル移動しやすいものの、iPhone 14 Pro Maxなど画面の大きな機種では思ったところに指が届かないことがあります。
トラックパッドモードで快適にカーソル移動
iPhoneの標準キーボードで空白キーを長押しすると、キートップの文字がすべて消えて「トラックパッドモード」に移行し、そのまま画面から指を離さず上下左右に動かすことで、カンタンにカーソル移動できます。
なお、トラックパッドモードは2018年9月に公開されたiOS 12以降のバージョンで利用できます。
「3D Touch」でカンタンにカーソル移動
最もカンタンにカーソル移動する方法は画面を少し強く押し込むことで動作する便利な機能「3D Touch」を利用することです。
例えば、LINEでは既読を付けずにメッセージを読むことが可能。
文字入力時に3D Touchを利用すると、キーボードを少し強く押し込むとキートップの文字がすべて消え、そのまま指を上下左右に動かすことでカーソルを移動できます。
基本的なカーソル移動では「指で画面が隠れる」ことと、「画面サイズが大きな機種では指が届かない」ことの2つが問題でしたが、3D Touchを利用した方法では、十分に指が届くキーボードの表示エリアを操作してカーソルを移動できるため、2つの問題を解消してストレスなくカーソル移動できます。
ただし、3D Touchに対応した機種は以下に限定されています。
- iPhone 6s シリーズ
- iPhone 7 シリーズ
- iPhone 8 シリーズ
- iPhone X
- iPhone XS シリーズ
3D Touchの感度を調整する
3D Touchがうまく操作できない時は以下の手順を参考に感度調整を行いましょう。
応用編:文字をカンタンに範囲選択する
3D Touchを利用すると文字の範囲選択もカンタンに行えます。
画面を少し強く押し込んで3D Touchがオンになったらカーソルを移動し、もう一度押し込むと単語が自動選択され、そのまま上下左右に動かすと範囲選択が可能に。もう一度押し込むと文章の段落を選択できます。
スムーズに文字をコピーできる便利な機能なので覚えておきましょう。