PayPayでApp Storeのアイテム課金・アプリを購入する設定方法まとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Apple IDの支払い方法にスマホ決済サービス「PayPay」が追加されました。
これまでの支払い方法は、クレジットカード/デビットカード、携帯料金とまとめて支払えるキャリア決済、Appleギフトカードなどを使ってApple IDにチャージした残高による支払いでしたが、これからはPayPayも使って、App Storeでダウンロードできる有料アプリをPayPay残高で購入したり、アプリ内課金の購入、iTunes Storeで販売されている音楽の購入が可能になります。
この記事ではPayPayでApp Storeの有料アプリやアプリ内課金を購入する方法を解説しています。なお、執筆時点でGoogle Playストアの支払い方法にPayPayは追加できません。
クレカ要らず・キャリア決済なしでも支払い可能。ポイントも使える・貯まる!!

Apple IDの支払い方法でPayPayを利用するメリットは、銀行口座振替でPayPay残高にチェージして支払いができることです。
未成年などでクレジットカードが使えない、MVNOを使っていてキャリア決済が利用できない、Appleギフトカードを購入するためにコンビニ等に行くのが手間で面倒といった時にPayPayを利用すれば、自宅でいながら残高にチャージして有料アプリやアプリ内課金を購入できるほか、サブスクの料金も支払いできます。
また、貯まったPayPayポイントを利用してアプリやアプリ内課金を購入することもできます。
PayPayクレジットなら最大2%ポイント還元
PayPay残高だけでなく、PayPayクレジット(旧あと払い)で支払いできます。
PayPay残高のポイント還元率最大1.0%に対して、PayPayクレジットで支払った場合は最大2.0%のポイントが還元されるためおトクです。
例えば、Apple One 個人プランの料金をPayPayクレジット(旧あと払い)で支払った場合、1,200円の1.0%である12ポイントが還元されます。さらに、以下の条件を満たすことで2.0%の24ポイントが還元されます。
- PayPayまたはPayPayカード、PayPayカード ゴールドで合計10万円の支払い
- PayPayまたはPayPayカード、PayPayカード ゴールドで合計30回以上の支払い
- 200円以上の支払いが対象
PayPayクレジットはPayPayカードのみで利用できます。さらに、2025年1月に他社のクレジットカードを利用した支払い方法は利用できなくなるので、これを機にPayPayカードを作るのも良いかもしれません。
Apple IDの支払い方法にPayPayを追加する
PayPayでアプリやアプリ内課金を購入するには以下の手順を参考に支払い方法を追加する必要があります。
設定する際はOSのバージョンをiOS 16.4以上、アプリのバージョンを4.16.0以上にアップデートしておきましょう。
- iPhoneの設定画面を表示します
- iPhoneの設定画面を表示して一番上のプロフィールをタップします
- 「お支払いと配送先」に進みます
- 「お支払い方法を追加」をタップします
- PayPayを選択して「PayPayで認証」をタップします
- アカウントの連携に同意したら「上記に同意して続ける」ボタンを押します
- 支払い方法にPayPayが追加されます
サブスクの支払いはオートチャージを忘れずに
Apple MusicやiCloud+など、サブスクリプションサービスを契約している場合は、PayPay残高から自動で引き落としされます。
残高不足で引き落としできないことを避けるためにオートチャージを設定しておきましょう。
- PayPayを起動して「アカウント」タブをタップします
- 「支払い方法の管理」をタップしましょう
- 「オートチャージ」に進みます
- 「設定する」ボタンを押します
- 「オートチャージを有効にする」をオンにします
- 「最小チャージ金額」をタップします
- チャージ金額を変更します
- チャージ方法をタップしましょう
- チャージ方法を変更します
PayPayクレジット(旧あと払い)で支払いする
PayPay残高ではなく、PayPayクレジット(旧あと払い)を利用したい場合は、以下の手順に従って支払い優先順位の設定が必要です。
なお、アプリの購入だけでなくお店等でPayPayで支払うときもPayPayクレジット(旧あと払い)が優先されるので注意してください。
- PayPayを起動して「アカウント」タブをタップします
- 「支払い方法の管理」をタップしましょう
- 「支払い方法の優先順位」に進みます
- 支払い方法を上下にドラッグして優先順位を変更しましょう
- 「変更を保存しました」と表示されたら完了です
PayPayポイントを使って支払いする
PayPayポイントを使ってアプリやアプリ内課金を購入することも可能。以下の手順を参考に設定が必要です。
- PayPayを起動して「アカウント」タブをタップします
- 「支払い方法の管理」をタップしましょう
- カード右下のPayPayポイントをタップしましょう
- 「支払いに使う」に変更して画面右上の「保存」をタップします
- 表記が“支払いに使う”に変わっていたら設定完了です
PayPayの支払い履歴を確認する
PayPayで有料アプリやアプリ内課金を購入した場合は、PayPayのアプリ上で履歴を確認できます。
- PayPayを起動して「ウォレット」タブをタップします
- 取引履歴を確認します。直近3件しか表示されないので「もっと見る」をタップします
- 確認したい履歴を選択します
- 履歴では支払った額やポイントの付与情報などが確認できます
よくある質問
「上記に同意して続ける」ボタンを押しても進みませんが、どうしたら良いですか?
PayPayアプリとiOSを最新版にアップデートしてから再度設定してください
「フォームの全てに入力する必要があります」と表示されて登録できません
Apple IDに関する情報が欠けているようです。iPhoneの設定画面の最上部に表示されるプロフィールをタップしたあと「名前、電話番号、メール」>「お支払いと配送先」に進んで不足している情報を追加してください
PayPayで支払った場合、履歴はどこから確認できますか?
PayPayのアプリ上で確認できます。<a href="https://mobilelaby.com/blog-entry-how-to-setup-paypay-on-apple-id.html#history">こちらの手順</a>を参考にしてください。
PayPayポイントは使えますか?
PayPayポイントを使って支払うこともできます。事前にPayPayポイントの支払いを有効にしておく必要があります。
PayPayで支払うことができません。なぜですか?
Apple IDに残高がある場合、残高をすべて消費するまでApple IDの残高が優先して消費されるため、PayPayで支払うことはできません。