昨年公開されたiOS 17は、空間コンピューターApple Vision Proの開発にリソースを注ぎ込んだ関係で、AirDropの強化や着信音/通知音の変更、AirTagの共有などのマイナーアップデートになりました。
その反動で今年リリースされるiOS 18は、Appleが公式に“史上最大”とアピールしたiOS 10を上回るか、そうでないとしても最大級のアップデートになる可能性があるようです。
RCS対応とAI強化?
Mark Gurmanの最新レポートによると、iOS 18が発表される6月開催のビッグイベントWWDC2024はとてもエキサイティングなものになるとのこと。
I’m told that the new operating system is seen within the company as one of the biggest iOS updates — if not the biggest — in the company’s history. With that knowledge, Apple’s developers conference in June should be pretty exciting.
アップデート内容の詳細については語っていませんが、Appleは2024年にメッセージアプリをRCSに対応すると明言しています。
RCS対応によって画質の良い写真や動画の送受信、書き込み中であることを示すインジケーター、音声メッセージに対応するなど、iPhoneとAndroid間のメッセージ体験がより優れたものになります。
もう1つはAI。
具体的には、高性能な言語モデルを導入した新生Siriやメッセージアプリに統合された文章を補完する生成AI、Apple Musicで利用できるプレイリストの生成AI、そのほかにもKeynote、Pages、Xcodeなど多くのアプリに生成AIが導入されると噂されています。
ChatGPTが火を付けた生成AIブームをキッカケにGoogleとSamsungはスマートフォンに本格的なAIモデルを導入し、記録されていない画像データを生成AIで作り出して実現した優れた写真編集機能や文章のトーンを変えたり、オンデバイスによるリアルタイムな音声翻訳を追加しています。
対してAppleは大きな遅れを取っていますが、iOS 18で取り戻そうとするはずです。
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