指紋認証「Touch ID」から顔認証「Face ID」に変更された「iPhone X」では画面ロックの解除方法や通知の表示方法も少し変わった。
これまでのiPhoneではTouch IDに指を置いた瞬間に画面ロックが解除されてホーム画面が表示されたが、「iPhone X」ではFace IDで顔認証で画面ロックを解除したあとホームインジケータを上にスワイプしてようやくホーム画面にアクセスできる。
また、顔認証を解除するまでロック画面に表示される通知はアプリ名のみが表示され、内容が隠れるようになったことで通知ののぞき見も防止できるようになった。便利な新機能だが以前使っていたiPhoneのバックアップから「iPhone X」をセットアップするとオフになってしまう。
この記事では顔認証を解除するまで通知内容を隠す方法を解説する。
iOS 11で追加された通知のプレビューオプション
画面ロックに表示される通知をどのように表示するかコントロールできるオプション「プレビューを表示」がiOS 11で追加された。
このオプションで選択できる項目は「常に」「ロックされていないときのみ」「しない」の3つ。
“常に”を選択した場合はロックの状態にかかわらず具体的な通知内容が表示される。つまり、「iOS 10」と同じ動作になる。“ロックされていないときのみ”を選択した場合はロックを解除するまで通知内容は確認できず、ロックを解除すると内容を確認できる。“しない”を選択した場合はロックに関わらず通知内容が表示されることはない。
このオプションはiPhoneによって初期状態が異なる。iPhone 8シリーズ以前のモデルの場合は「常に」が選択され、iPhone Xでは「ロックされていないときのみ」が選択される。
前述したように指紋認証「Touch ID」を搭載したiPhoneの場合は画面ロックを解除すると同時にホーム画面にアクセスするため、「ロックされていないときのみ」を選択すると具体的な通知内容をロック画面で確認することはできない。「iPhone X」と同じようにロックを解除してから画面をスワイプしてホーム画面にアクセスするよう変更もできたはずだが、ユーザーから批判の声が続出するのは明らかなのでそのままにしたのだろう。
初期状態の「iPhone X」では「ロックされていないときのみ」が選択されているが、iPhone 8シリーズ以前のバックアップから復元した場合は設定内容が復元されるため「常に」が選択された状態になるため、新しい表示方法を体験したい場合は以下の説明を参考に設定を変更する必要がある。
通知のプレビュー表示を変更する
通知のプレビューオプションを変更するには設定から「通知」→「プレビューを表示」に進む。
オプションとして用意されている「常に」「ロックされていないときのみ」「しない」から好みの設定を選べば完了。前述したとおりロックを解除するまで通知の内容を隠すには「ロックされていないときのみ」を選択する。
コメントを残す