月額数百円からスマートフォンを利用できる格安SIMでは、毎年春に値下げ・データ通信量の増量・サービス拡充を行います。
本日、DMM mobileが料金プランの値下げを発表。さらに先日、FREETELが、LINEの通信量を一部0円にするサービスを発表しており、多段階制のプランを提供する同サービスにとっては実質的な値下げとも取れます。
総務省の要請による実質0円廃止で携帯3社が苦戦するなか、好調を記録する格安SIMは今年も値下げ傾向にあるようです。
格安SIM、今年の春も値下げ傾向?
DMM mobile、4月から最大1,110円の値下げ
“全プラン業界最安値水準”を掲げて格安SIMを提供するDMM mobileが、2016年4月から複数の料金プランを値下げすることを発表しました。
値下げされるのは、データSIMプランの1・8・15・20GB、音声通話SIMプランの2・5・8・10・15・20GBの10プラン。
最大の値下げ幅になったのは、データSIMプランの20GBで、6,090円から4,980円(-1,110円)に値下げされます。
携帯3社、今年も接続料を値下げか
MVNO事業者に回線を貸し出す携帯3社は、例年春に接続料を改定します。接続料は毎年値下げされており、2013年度は半額以下になりました。DMM mobileは、値下げを想定して今回の改定に踏み切ったものと思われます。
3月は卒業・入学シーズンということもあって、契約者が乗りかえを検討する季節。特に今年は、携帯3社が実質0円を廃止し、スマホの販売数が大きく落ち込んだこともあって、各社が大々的に値下げ・データ増量を行うことが予想されます。
ただ、昨年はIIJが接続料の値下げを想定してデータ量を増量したものの、予想値よりも接続料が下がらなかったため、業績を下方修正する動きがありました。また、解約率が上がった原因として格安SIMの存在をあげるキャリアもあるため、接続料に影響を与える可能性も考えられます
そういったことから、今年は各社とも慎重な動きになるかと思われましたが、すでに数社が例年どおり値下げ、サービス拡充を行うことを発表しました。今後は、IIJ、OCN、mineoなどの動きにも注目です。
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