KDDIの「歴史上一番大きな障害」となった通信障害は、7月2日午前1時35分に発生し、86時間後にようやく全面復旧しました。
障害は土曜日の未明に始まり、時間に余裕のない平日の通勤・通学までおよび、大きな混乱が生じました。
特に通信障害時に通勤・通学時に欠かせないモバイルSuicaやApple PayのSuicaが利用できるのか、気になっていた人も多いようです。
店舗側に通信障害の影響がなければ利用可能
JR東日本によれば、通信障害発生時や機内モード、圏外でもモバイルSuicaを利用できます。
Suicaに入金(チャージ)されたSF(電子マネー)や、購入済みの定期券・グリーン券の使用については、端末に電源が入っていれば、通信圏外でもご利用いただけます。
- 引用元
- JR東日本
機内モードや通信障害等で端末通信ができない場合でも、モバイルSuicaはSuicaカードと同様に以下機能はご利用可能です。
- 引用元
- JR東日本
具体的には、端末の電源が入っていれば(完全オフになっていなければ)、購入済みの定期券・グリーン券の利用、チャージ残高の利用(交通機関利用、お買いもの)、現金によるチャージ残高への入金(チャージ)、オートチャージ(設定済の場合)の利用が可能。
一方でクレジットカードでのチャージ、定期券・グリーン券の新規購入といったアプリへのログインを必要とするすべてのサービスを利用する場合は、モバイルデータ通信やWi-Fiによるインターネット通信が必要です。
事前に残高が足りないとわかっている場合は、現金によるチャージ、事前にWi-Fi等を利用したチャージ、カードタイプの交通系電子マネーを利用する必要があるので準備しておきましょう。
なお、例外として店舗またはタクシーなど事業者側が通信障害の影響を受けている場合は、残高決済も含めてモバイルSuicaを利用できません。これはモバイルSuicaに限らず、ほぼすべてのモバイル決済が影響を受けるので注意しましょう。
利用できるもの | 利用できないもの |
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購入済みの定期券・グリーン券の利用 | クレジットカードでのチャージ |
チャージ残高の利用(交通機関利用、お買いもの) | 定期券・グリーン券の新規購入 |
現金によるチャージ残高への入金(チャージ) | アプリへのログインを必要とするすべてのサービス |
オートチャージ(設定済の場合) | ー |