いよいよ明後日、Apple主催の開発者向けのビッグイベント「WWDC 2020」が開幕する。
日本時間23日(火)午前2時からは“スペシャルイベント基調講演”が開催され、iOS 14/iPadOS 14/macOS 10.16/watchOS 7/tvOS 14といったソフトウェアの先行発表が確実視されている。
ソフトウェアだけでなく紛失防止タグ「AirTag」やApple初となるオーバーイヤーヘッドフォン「AirPods Studio」、新型iMacなどいくつかの新しいハードウェアの発表も予想されていたが、今年もソフトウェアの発表が中心になるのかもしれない。
新型HomePodとApple TVは今年後半に発売か
Bloombergによると、iOS/iPadOSでは、デフォルトアプリの変更解禁やiPhoneが車の鍵になる「Car Key」、翻訳機能、Podcastアプリのアップデート、ARアプリの開発ツールのアップグレード、watchOSは親が子どもの健康を管理できるキッズモードや待望の睡眠トラッキングアプリ、新しい文字盤の追加が期待されるとのこと。
HomePodにおいてはSpotifyなどサードパーティの音楽サービスに対応するという。
最も注目されるソフトウェアはMacおよびmacOSかもしれない。数日前に報じられたようにMac向けのチップセットにおいてインテル製からARMベースのAppleオリジナルチップセットへの移行が発表されるようだ。
チップセットを変更するのであれば開発者の対応が必要になるため、WWDCで前もって説明して開発者の準備が整ったところでAppleオリジナルのチップセットを搭載した新型Macを投入するものと見られる。
macOSにおいては昨年発表されたiOS/iPadOSアプリをmacOSに移植できるMac Catalystが継続実施されるという。すでにボイスメモや株価、ホーム、Apple NewsといったiOS/iPadOSアプリが移植されているが、開発中のiOS 14からメッセージアプリがmacOSに移植されることを示すコードを9to5Macが発見している。
新製品については今年後半の発売に向けて小型のHomePodの開発が進められており、新型Apple TVは早ければ今年後半に登場する可能性があるという。今年前半またはWWDCで発表と報じられているApple純正のオーバーイヤーヘッドフォンや紛失防止タグ「AirTag」については発売時期が示されていない。
Bloombergは最新のソフトウェアが今年発売される新製品の舞台を用意すると表現。秋のスペシャルイベントでは、WWDCで用意した舞台にiPhone 12などの新製品が上がるのかもしれない。
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