Googleが“最速”とアピールしているPixel 4シリーズの顔認証だが、一部の機種で認証に失敗する不具合が発生しているようだ。
登録した顔を削除して再登録したり、端末をリセットしても不具合は直らないと報告されている。
唯一の解決方法は端末の初期化
Googleのサポートフォーラムに投稿されたレポートによれば、2019年11月のセキュリティアップデートを適用してから自分の顔を認識させても「Can’t verify face. Try again.」(顔を認識できません。もう一度試してください。)のメッセージが表示されて画面ロックを解除できない不具合が発生したという。
登録した顔情報を削除したり、セーフモードで起動したり、工場出荷時の状態にリセットするなど様々な方法試したものの不具合は直っていないとのこと(リセットしたことで直ったというユーザーもいるようだ)。
別の人物は、昨日買ったばかりで今日の朝までは正常に動いていたが、現在は同様の問題が発生ししていると報告。また、上記と異なるエラーメッセージ「Can’t verify face. Hardware not available.」(顔を認識できません。ハードウェアが利用できません。)が表示されているという。
なお、Googleは今月7日に2020年1月のセキュリティアップデートを配信しているが、これを適用したあとに顔認証が使えなくなったユーザーもいるようだ。
不具合の報告はそれほど多いものではなく日本からの報告はさらに少ないものになっているが、完全な修正方法がないため一度起きてしまうと非常に厄介な不具合になっている。Android Policeは、Googleに問い合わせているが現時点で回答は得られていないようだ。