Googleが4月6日に配信した2021年4月の月次アップデートで、Pixel 4a 5GおよびPixel 5向けに特定のグラフィックを多用するアプリおよびゲームにおいてパフォーマンスの最適化が行われている。
アップデート前後のPixel 5のGPUベンチマークを計測したところ大幅に改善されたことがわかった。
本来のゲーミング性能を発揮可能に
AnandtechはPixel 5と同じチップセットを採用するスマートフォンを比較すると、Pixel 5のGPUパフォーマンスが大きく劣ることを指摘。なかにはパフォーマンスが半分になっているものがあったという。
これを受けてcstark27が自身のPixel 4a 5Gが修理中であることからアップデート前後でGPUパフォーマンスがどのように変化したのか確認して欲しいと呼びかけると、AnandtechのAndrei F.がアップデート後のPixel 5のGPUパフォーマンスが発売時から2倍に向上し、同じチップセットを搭載した他のスマートフォンよりも良いパフォーマンスを記録したと報告している。
Thanks for the ping.
— Andrei F. (@andreif7) April 5, 2021
I can confirm that performance has been essentially doubled from the scores published there, and in line or better than other 765G phones. Tested on Pixel 5.
The fact it took 6 months is sad though.
手元のPixel 5で3DベンチマークアプリのGFX Benchを使って測定した結果が以下。低負荷のパフォーマンスは同じだが、高負荷のパフォーマンスは確かな改善が確認できる。なお、別の3Dベンチマークアプリの3D Markでは30〜50%の改善が見られたという報告もある。
Pixel 5の発売から半年も経過してようやく正常なパフォーマンスを発揮するようになったが、これまで発揮できなかった原因はわからない。
Googleは自社製のチップセットを開発しており、今年秋に発売するPixel 6に搭載するとの噂があるが、自社製のチップセットということで、こういった問題が頻発するのか、問題が起きにくくなるのか、早期修正が可能になるのか気になるところだ。
なお、改善されたのはあくまでもベンチマークであり、実際にゲームをプレイした時に改善を実感できるほどの違いがあるかはわからない。
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