一部のPixel 6シリーズユーザーが、初期化して工場出荷時の状態に戻そうとしたところデバイスが起動しなくなったと報告しています。
これは最近のアップデートによって引き起こされた不具合のようです。
Googleは不具合を認識済み
Googleのフォーラムに投稿された情報によると、Pixel 6を初期化しようとしたところOSを起動できなくなったとのこと。
その際に「Androidシステムを読み込めません。データが破損している可能性があります。このメッセージが引き続き表示される場合は、工場出荷時の状態にデータリセットをしてデバイスに保存されている全ユーザーデータを消去する必要があります。」といったメッセージが表示されるそう。
しかし、初期化しようとしても“/system/bin/tune2fs”が欠落しているため、“/dev/block/platform/14700000.ufs/by-name/metadata”のext verityを有効化できないと表示され、初期化もできないそうです。
初期化の方法はほかにもありますが、fastbootからのRescue modeは同じくエラーになり、OEMロックがかかってしまうことでAndroid Flash Toolは使えず、コマンドプロンプト/ターミナルからadb sideloadによるイメージのインストールも失敗するなどの報告が投稿されています。
ほかにもPixel 6a、Pixel 6 Proの利用者が同様の問題を報告しています。共通点は初代Google Tensorチップを搭載していることです。
不具合に遭遇した人に対して、ベータ版のAndroid 15または14を導入していないか聞いている人もいますが、ほとんどの人が一度も導入したことがないと答えています。
なお、Googleは今回の不具合について現在調査中の既知の問題であると回答しており、Googleの対処を待つ必要があるようです。
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