Googleが今年後半に発売する「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」には独自開発のチップセット“Whitechapel”の搭載が噂されている。
超高性能になることが予想されていたが今年のフラグシップモデルに搭載されているSnapdragon 888と1つ前の型番865の中間になるそうだ。
ゲームアプリなどで高い性能が要求されるグラフィックの処理について昨年発売されたPixel 5には不満の声があがっていたがPixel 6では大幅に強化されるかもしれない。
Pixel 6シリーズにはMali-G78 GPU搭載?
不具合やリクエストを報告できるGoogle Issue TrackerにGoogle社員が“P21”で記録したログをアップした(すでに削除済み)。XDA-developersによると“P21”はPixel 6を意味しているという。
このログにはグラフィック処理を担当するGPU IP「Mali-G78 GPU」が含まれている。Mali-G78はARMのValhallアーキテクチャをベースにした第2世代のGPU IPでコア数が16から24に拡張され、Async技術を採用したことで全体的な性能が30%アップ。最大負荷がかからないシーンでも6~17%の性能向上が確認されている。
搭載デバイスはHuawei Mate X2やGalaxy S21シリーズ(Exynos版。GPU性能は日本向けのSnadragon版よりも高い)など。コア数はデバイスによって違いがあり、Huawei Mate X2は24コア、Galaxy S21シリーズは14コア。Pixel 6シリーズが採用するコア数やクロック数は不明で性能を予測することはできないが、ハイエンド向けのGPUが搭載される可能性が非常に高くAdreno 620を搭載していたPixel 5に比べて大幅な性能アップになることは間違いない。ベンチマークスコアを計測できるGeekbenchでは、VulkanのスコアにてGalaxy S21シリーズがトップにランクインしている。
今年秋に正式配信されるAndroid 12には新しい「ゲームモード」が追加されることも判明していることから、Pixel 6シリーズは昨年に比べてゲーム機能を大幅に強化することになりそうだ。
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