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Pixel 6とGoogle Tensorの性能が判明。CPUはiPhone XS Max以下

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Yusuke Sakakura公開日:2021/10/25 18:55
Pixel 6とGoogle Tensorの性能が判明。CPUはiPhone XS Max以下

Googleが今月28日に発売する「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」には、Googleが初めてPixelスマートフォン向けに開発した独自チップ「Google Tensor」が搭載されます。

先日開催された発表イベントでは、Pixel 5に比べてCPUが80%高速、GPUも370%高速と明かされましたが、CPUのベンチマークスコアはAppleが3年前に発売したA12 Bionicを搭載するiPhone XS Maxに及ばないことが明らかになりました。

GPUはAndroidスマートフォントップクラス

@9lektによるとGeekbench 5で計測されたPixel 6 Proのベンチマークスコアは、シングルコアが1012点、マルチコアが2760点を記録したとのこと。

手元のPixel 5はシングルコアが590点、マルチコアが1644点のため、大幅な性能アップを遂げたことは間違いないものの、@9lektはA12 Bionicを搭載するiPhone XS Maxよりもスコアが低いと指摘しています。

ゲームやARの使用感に関わるGPUについては3D Markで計測されたベンチマークスコアが公開されています。

Wildlifeでは6,666点、39.90fpsを記録。さらに高負荷のWildlife Extremeでは2,028点、12.10fpsを記録しています。このスコアはKirin 9000を搭載したHuawei Mate 40 Proに匹敵し、Snapdragon 888やExynos 2100を搭載したGalaxy S21 Ultra 5Gのスコアを上回るもので、GPUの性能はAndroidトップクラスのようです。

また、長時間使用時(20分間)の性能を計測できるWildlife Extreme Stress Testでは最高2,129点、最低1,193点を記録。テスト中に本体温度が23°から39°まで上昇し、それに伴い性能が56%まで低下しています。

発熱と性能低下はやや気になるもののPixel 5(最高448点、最低445点)とは比べ物にならないほど高いスコアです。

Pixel 6のGPUベンチマークスコア

ベンチマークスコアは性能を表す1つの指標にしか過ぎず、必ずしも体感と一致するわけではありません。Pixel 6は、Googleが主要なハードウェアとソフトウェアを完全にコントロールできる初めてのPixelスマートフォンで、他のAndroidスマートフォンとはユーザー体験がまったく異なる可能性もあります。

最大の特徴は優れた機械学習で、被写体に躍動感をもたらす「モーションモード」を実現
最大の特徴は優れた機械学習で、被写体に躍動感をもたらす「モーションモード」を実現

予約開始日にPixel 6 Proを予約したので性能や電池持ち、カメラ、デザイン、機械学習に特化したGoogle Tensorがもたらす新機能について届き次第、レビューしたいと思います。

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