折りたたみスマホ「Pixel 9 Pro Fold」の画面仕様が判明か。外側画面は縦長化→通常のスマホサイズに
Googleは8月14日に折りたたみスマートフォンPixel Foldの後継機となる「Pixel 9 Pro Fold」を正式発表します。
数少ない中でもGoogleの折りたたみスマートフォンは幅広なディスプレイを搭載することで他と差別化していましたが、縦長仕様に変更するようです。
画面の明るさも大幅アップか
過去にも実績があるKamila WojciechowskaがGoogle内部から得た情報としてPixel 9 Pro Foldの画面サイズと解像度を含む詳細なディスプレイの仕様をレポートしています。
カバーディスプレイはPixel Foldの5.8インチ/1,080×2,092ピクセルから、6.24インチ/1,080×2,424ピクセルに変更されて縦長になります。
それでもGalaxy Z Fold6の6.3インチ/968×2,376ピクセルに比べればかなり幅広。Pixel 8に6.2インチ/1,080×2,400ピクセルのディスプレイが搭載されていることを考えると、Pixel 9 Pro Foldには、極めてスマートフォンに近いカバーディスプレイが搭載されることがわかります。
カバーディスプレイ | メインディスプレイ | |
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Pixel 9 Pro Fold |
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Pixel Fold |
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Galaxy Z Fold6 |
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OnePlus Open |
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通常のスマートフォンでは、ディスプレイの黄金比がすでに見つかっています。ソニーも今年発売したXperia 1 VIでは、超縦長のディスプレイをやめて多くの機種が採用する21:9に変更しました。
しかし、折りたたみスマートフォンはまだ試行錯誤の段階にあります。
Samsungが極端に幅が狭いカバーディスプレイを採用するのに対して、GoogleとOPPOは極端に幅が広いカバーディスプレイを採用していましたが、Samsungは最新のGalaxy Z Fold6で幅広化させ、GoogleはPixel 9 Pro Foldで幅狭化するようです。
中間にあるのがOnePlusのOnePlus Openで、折りたたみスマホのファンから高く評価されており、SamsungとGoogleが最新の折りたたみスマホで近づけたことも考えると最も黄金比に近い存在と言えます。
Pixel Foldを1年間使った結果、カバーディスプレイは通常のスマホに近い縦横比を採用するのが最適解のような気がします。
というのも折りたたみスマートフォンの真価はスマホとタブレットが1台に集約されていることで、カバーディスプレイがおまけのようなものであっては価値が半減するからです。
Pixel Foldを好む理由はそこにありましたが、縦があまりにも短くて不便に感じることもありました。
特にGoogleマップは画面上部に検索バーとカテゴリボタンが並び、画面下部にタブや地域カードが表示されるため、表示される地図の領域があまりにも狭いです。
そこはメインディスプレイの出番なのかもしれませんが、Googleマップは移動しながら利用することも多く、立ち止まって本体を開く→地図を確認→本体を閉じて移動する→立ち止まって本体を開くといった行為を繰り返してはいられません。
Pixel 9 Pro Foldは幅が太く不ぞろいで見た目の悪かったベゼルの問題が解消されるほか、本体を閉じた時の厚さが12.1mmから10.54mmへの改善が噂されるなど、大幅なアップデートになることから期待して発表を待ちたいと思います。
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