6月2日、Googleが3ヶ月に1度のタイミングで配信する追加機能アップデート「feature drops」の配信を開始した。
第3弾となるアップデートでは、自動調整バッテリーの改善による電池持ちの向上や睡眠管理がカンタンになる時計アプリのアップデートなどが含まれている。
自動調整バッテリー
よく利用するアプリを学習してあまり使わないアプリによる電池消費量を減らす「自動調整バッテリー」機能がアップデートされている。
今回のアップデートでは、Pixel 2以降のデバイスにおいていつバッテリーが切れるかを予測し、バックグラウンドの動作を減らすことで電池持ちを改善する。
これまでは使用頻度の低いアプリがバックグラウンドで動作しているときの機能をオフにしたり制限することで電池消費量を抑えていたが、今回のアップデートはアプリの使用頻度について言及されていない。
おやすみ時間
時計アプリに追加される新しい「おやすみ時間」では、寝る時間や起床時間を設定してアラームを鳴らすだけでなく、一定の睡眠時間を確保するために必要な機能が一括で管理できる。
例えば、就寝時間を知らせるリマインダーの通知や就寝時間中のサイレントモードやグレースケールの自動有効化、起床アラームの前に画面が徐々に明るくなる目覚ましディスプレイ、バイブレーションの有効化が可能。
就寝時間に何をしていたかを確認することも可能。部屋が暗くなり、スマートフォンの動きがないことを検知してベッドで過ごしたおおよその時間や事前に設定した就寝時間中に使用したアプリを確認できる。設定した睡眠時間を守れない場合は、使用したアプリを確認し、利用を控えるなどして睡眠時間の確保に繋げることができそうだ。
ほかにも睡眠導入に役立つ「安眠サウンド」の設定。寝る前に今後の予定を確認することもできる。
レコーダーアプリ
レコーダーアプリではGoogleアシスタントと連携することで、「OK Google, 会議の録音を始めて」「OK Google, 犬に関する録音をみせて」といった感じで音声操作による音声録音の開始・停止・検索が可能になった。残念ながら現在は英語のみ対応となっている。
さらに、音声をテキストに変換してGoogleドキュメント上に直接テキストを保存することも可能に。議事録を共有しやすくなっている。
緊急情報サービス
これまでPixel 4でのみ利用できた緊急情報サービスがすべてのPixelスマートフォンで利用可能になった。Pixel 3シリーズには自動車衝突検知機能も提供されている(日本での利用不可)
新しい安全機能として安否確認やなにかが起きたことを緊急連絡先に知らせる「安全確認」が追加された。
例えば、1人で散歩中に30分ごとに安全だと知らせる/緊急事態を共有する/119に発信するといった通知を表示できる。緊急事態を共有した場合はあらかじめ設定した緊急連絡先に通知が届き、Googleマップによってリアルタイムで位置情報が共有されるため、スムーズな救助の要請が可能となる。
安否確認に加えて現在地周辺の自然災害や公衆衛生危機に関する災害情報の通知に対応している。
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