3月3日、Googleが昨年12月に発表したPixelスマートフォン向けのアップデート「feature drops」の配信を開始した。
第2弾となる今回のアップデートでは、ダークテーマのスケジュール機能やモーションセンスの新しいジェスチャー操作など多数の新機能が追加されている。
空中をタップして音楽を一時停止/再生
Pixel 4シリーズで利用できるジャスチャー機能「モーションセンス」に、新しいジェスチャーが追加された。
追加されたジェスチャーはPixelの真上でタップすると、音楽の停止・再開ができるというもの。携帯を持ち上げず、触らず音楽を操作できる。
ダークテーマのスケジュール機能
ついにダークテーマにスケジュール機能が追加された。
これまでは手動でオンにするか、バッテリーセーバーがオンになることでダークテーマを有効にすることができたが、新たに“日の入りから日の出までON”のオプションが追加されたことで自動でダークテーマが切り替わるようになった。
新機能「ルール」
特定の状況において特定の設定が可能になる新機能「ルール」が追加された。
場所や接続しているWi-Fiネットワークに応じてマナーモードをONにしたり、サイレントモード、バイブレーション、着信音を鳴らすように自動で切り替えられる。ルールが適用されたら通知を送信することも可能だ。
人気アプリ「Tasker」のような機能だが、現時点でできることはあまり多くない。今後のアップデートにも期待したい。
「Cards & Passes」
クレジットカードやチケット、緊急連絡先、医療情報など、その時に必要な情報に電源ボタンを長押しするだけで素早くアクセスできるようになった。
それぞれの情報はスワイプ操作によって切り替えが可能。ただし、対応しているのはアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、シンガポール、台湾、スペイン、イタリア、アイルランドで日本では利用できない。
搭乗券をスクショしてGoogle Playに追加
メールやアプリ、ウェブサイトなど画面上に表示された搭乗券をスクリーンショットするとGoogle Payに追加できるようになった。
追加した搭乗券は新機能「Cards & Passes」によってカンタンにアクセス可能。もちろん搭乗券を表示する際のインターネット接続は不要だ。フライトの前には航空機の情報が通知が表示される。
日本を含む国と地域で3月12日から利用可能になる。
自動車事故の自動検知→緊急通報
Pixel 4が重大な自動車事故を検知して緊急通報が必要かをユーザーに確認し、音声コマンドやワンタップで緊急通報できる機能が追加された。
ユーザーが応答できなくなった場合は位置情報などの関連情報を緊急通報の担当者に共有するとのこと。
なお、利用できるのはアメリカのみ。今後オーストラリアとイギリスで利用可能になる。英語でのみ利用が可能だ。
その他のアップデート内容
その他のアップデート内容は以下のとおり。
- 絵文字12.1のアップデート
- ビデオ通話DuoでARエフェクトに対応
- すっぴんなど顔を出したくない時でもビデオ通話が可能
- Pixel 4のセルフィが進化
- フロントカメラで撮影した写真に背景ぼかしが適用可能に
- カラーポップの適用やFacebookでの3D写真の撮影も
- Pixel 2がライブ字幕に対応
- Pixel 4の長押しを改善
- よりしっかりと押せるように?
- Pixel 4の画面明るさの自動調整を改善
なお、以下のとおり機種によっては利用できない機能もある。
Pixel 2 | Pixel 3 | Pixel 3a | Pixel 4 | |
---|---|---|---|---|
「Cards & Passes」 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スクショで搭乗券追加 | ○ | ○ | ○ | |
空中タップで一時停止/再生 | ○ | |||
ダークテーマのスケジュール機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ルール | ○ | ○ | ○ | ○ |
絵文字12.1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
DuoのARエフェクト | ○ | ○ | ||
セルフィの改善 | ○ | |||
自動車事故の検知 | ○ | |||
ライブ字幕 | ○ | ○ | ○ | ○ |
長押しの改善 | ○ | |||
画面明るさの自動調整改善 | ○ |
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