史上最速とアピールしたPixel 6シリーズの売れ行きを鈍化させそうなPixel 7シリーズの早すぎる発売予告の意味はよくわからなかったものの、現行モデルの存在しないPixelタブレットの発売予告には、それなりに意味があったように思えます。
リモートワークやオンライン授業の増加に伴うタブレット需要増大の1番美味しい時期は逃してしまったわけですが、大画面に最適化されたAndroid 12Lのリリースに加えて、GoogleみずからAndroidタブレットを投入することは、特にタブレット対応に二の足を踏んでいる開発者に対するアピールはできたはずです。
ユーザー向けのアピールは外観披露でした。背面と側面だけを見せたPixel 7シリーズとは違って、Pixelタブレットはほぼすべての外観が披露されています。そして今日明らかになった最新情報によれば、Pixelタブレットがペンデバイスに対応する可能性があるようです。
USI認証のペンデバイスに対応か
NuGizがUSI認証を受けた製品リストにGoogleのタブレット「Tangor」が追加されたことを発見しました。USIは、Universal Stylus Initiativeの略称で、認証を受けたデバイスであれば、認証を受けたペンデバイスを買い替えることなく使用できるという標準規格です。
また、USIバージョン1.0では、ペンを充電するためにUSB端子または単6形の乾電池が必要でしたが、オプションとして提供されるバージョン2.0では、NFC(近距離無線通信)によるワイヤレス充電に対応。カラーパレットが256色から1,600万色以上に拡張され、ペンの傾きサポート、インセル型タッチパネルの対応強化も実施されています。
TangorがPixelタブレットという証拠はないものの、Pixel Slateが「Pixelbook Pen」をサポートしていたことを考えれば、 Pixelタブレットのペンデバイス対応は不思議ではありません。
気になるのはペンデバイスを持ち歩く方法と充電方式です。
一部機種を除いてAppleのiPadでは、ボディの側面にマグネットで吸着させることが可能ですが、当記事のトップ画像のようにPixelタブレットはラウンドエッジを採用しているため、側面に吸着させてペンを持ち運ぶことは難しそうです。
Pixelタブレットの半年以上先の発売ですが、Google I/O 2022で外観が明らかにされたことで、フロントカメラ付きの白いベゼルで覆われたビッグディスプレイやラウンドエッジのボディ、シングルレンズのメインカメラ、クアッド?なスピーカー、USB Type-C端子の搭載、背面に設置された謎のマグネット端子、複数のカラーバリエーションなど多くのことがわかっています。
GoogleのAndroidタブレットは、2015年発売の「Pixel C」以来8年ぶり、日本では2014年発売の「Nexus 9」以来9年ぶりの復活です。
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