Pixelタブレットが復活!! 2023年に発売決定。日本ではNexus 9以来、9年ぶり
12日に開催されたビッグイベントGoogle I/O 2022にて、Pixelブランドの最新タブレットを2023年に発売すると発表しました。
Googleがタブレットを発売するのは、Chrome OSを搭載した2018年の「Pixel Slate」以来、Androidタブレットとしては2015年に発売された「Pixel C」以来となります。なお、Pixel Cは日本で発売されたなかったので、2014年に発売されたNexus 9以来、9年ぶりの復活です。
UPDATE:2022/05/12 17:05初出時、Nexus 7(2013)以来、10年ぶりと記載していましたが、コメントにて指摘いただき、Nexus 9の存在を忘れていたのでタイトルと本文を修正しています。
サプライズで登場したPixelタブレット
Googleは2019年に、タブレットの開発および販売を中止することを表明しましたが、オンライン授業やビデオ会議などの増加や生活様式の変化に伴い、タブレット市場の需要が急増したことで、Androidタブレットのアクティベーション台数が前年比20%増を記録。
長年放置されていたタブレットや折りたたみスマートフォンなど、大画面への最適化に本腰を入れたOS「Android 12 L」を今年3月にリリースし、下半期にはSamsungやMicrosoft、Lenovoが発売しているタブレットや折りたたみスマートフォン向けにアップデートが配信される予定です。
Google I/O 2022では、Android 12 Lを搭載したタブレットのインターフェースもお披露目されています。
折りたたみスマートフォンの存在が噂されるなかで登場したのは、まさかのPixelブランドのタブレットでした。
Googleは、Pixelタブレットについて「Pixelスマートフォンと一緒に使うのにぴったりなタブレットとして、日々の生活に寄り添い、自宅でも外出中でも便利に使うことができる」と説明しています。詳細については来年発表予定とのこと。
もちろんチップセットにはGoogle Tensorが採用されます。2022年秋に登場するPixel 7シリーズに第2世代のチップを搭載されるため、1年後に登場するPixelタブレットには、さらに新世代のチップセットが搭載されるかもしれません。
GoogleはPixelタブレットのデザインもお披露目しています。見た目はスマートディスプレイのGoogle Nestシリーズに非常に似ていて、ラウンドボディや分厚めのベゼルなど、エントリーモデルのiPadにも似ていますが、ホームボタンはありません。
指紋認証センサーは確認できず、ディスプレイ指紋認証または顔認証で画面ロックを解除することが予想されます。
GoogleはPixel 6 Pro向けの顔認証の開発を続けていて、デュアルピクセルAFによって深度マップを作成し、Google Tensorによる高速な機械学習を組み合わせるなどして、たった1つのレンズでそれなりに安全性の高い顔認証を実現することが予想されています。
背面にはGoogle Pixelのロゴがあり、シングルレンズのカメラや端子のような4つのドットも確認できます。ドックに設置することでスマートディスプレイとして利用(ディスプレイを取り外してタブレットとして利用できるとの報道もあった)したり、スタンド付きキーボードを利用するための端子と予想されます。
側面にはスピーカーとUSB Type-C端子が確認できます。スピーカーは左右の側面に配置されることからクアッド仕様になるようです。
カラーは少なくとも2色用意されます。1色はPixel 7 Proと同じ色合いの「Hazel」(ヘーゼル)、もう1つはPixel Watchのバンドと相性の良いベージュのような色合いになるようです。
なお、Pixelタブレットの販売価格については現時点で案内されていません。