日本時間6月19日、YouTubeがiOS 14で追加された新機能ピクチャインピクチャに対応することを明らかにした。
対象はバックグラウンド再生を利用できるYouTube Premiumメンバーのみ。なお、米国では無料ユーザーを含むすべてのユーザーにピクチャインピクチャを提供する。
小窓で動画を見ながら別のアプリを操作できる便利機能
ピクチャインピクチャは動画を小窓で再生しながらSafariで調べ物をしたり、Twitterでつぶやくなど、動画を見ながら別のアプリを同時に表示する機能で、iPhoneは昨年秋に配信がスタートしたiOS 14にて対応した。
これまではYouTubeのiOSアプリでピクチャインピクチャ機能を利用することはできず、YouTube Premiumに加入しSafariを使ってYouTubeの動画を見る場合に限り、ピクチャインピクチャを利用することができた。
YouTubeの発表によれば、これからiOSのYouTube Premiumメンバー向けにピクチャインピクチャの提供を開始し、米国ではYouTube Premiumに加入していない人を含むすべてのユーザーにピクチャインピクチャの提供を開始するとのこと。
つまり、これからはわざわざSafariからYouTubeにアクセスせず、YouTubeアプリから動画を再生してピクチャインピクチャを利用できる。
“Picture-in-Picture (PiP) allows users to watch YouTube videos in a small mini player while simultaneously browsing outside of the YouTube app on their mobile device,” YouTube said in a statement. “We're starting to roll out PiP for YouTube Premium members on iOS and plan to launch PiP for all US iOS users as well.”
YouTube Premiumは広告なしで動画を再生できる有料プラン。バックグラウンド再生やオフライン再生(動画のダウンロード)、音楽聴き放題のYouTube Music Premiumも付いてくる。
YouTube Premiumの料金は月額1,180円で、5人まで利用できるファミリープランは1,780円。お得な月額680円の学割プランも利用できる。なお、これらの料金はウェブから申し込んだ場合の料金でiOSアプリから申し込むと、大体3割増の料金となるため注意が必要。
iPhoneのピクチャインピクチャ機能については以下の記事で使い方など画像付きで詳しく解説している。