2015-07-16 12:32:37
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  • 総務省、「2年縛り」の自主的改善を促す――ドコモは解約金が割安の新プラン導入か

    携帯電話事業者と2年間の契約を結ぶと、携帯電話の料金が安くなる――いわゆる「2年縛り」にまつわるトラブルが問題視されており、総務省は今年から有識者会議を設置して、2年契約の在り方を検討しています。

    総務省から強制力のある改善指導が出るものと思いきや、総務省の立場としては、自主的改善を促すにとどまるようです。

    2年縛りの問題とドコモの改善内容とは?

    2年縛りとは?2年縛りの何が問題か

    「2年縛り」は、2年間の契約期間中に回線を解約すると、9,500円の違約金が発生するほか、1ヶ月間の更新月とされている期間中に解約を申し出ない場合は、「2年縛り」が自動で更新されます。

    総務省、「2年縛り」の自主的改善を促す――ドコモは解約金が割安の新プラン導入か

    消費者に対して、事業者は契約時に「2年縛り」の説明を十分にしない、消費者が理解していない、2年経過後に更新月を忘れてしまうことが原因で、消費者は更新月に気づかず、違約金が請求されるなどのトラブルにつながっています。

    「2年縛り」は契約者を囲い込みにつながっていることもあり、事業者間の競争を促すことに加え、トラブルを解消するべく、総務省は今年5月に有識者会議を設置し、2年縛りのありかたを検討しています。

    総務省は事業者の自主的改善を促す

    有識者会議は、2年契約を終えたあとも自動更新によって2年契約が継続されることや、2年契約の経過期間にかかわらず、一定した違約金を設定していることを問題とし、より解約しやすく改善するよう事業者側に求めるとしていました。

    ただ、日経の報道によれば、有識者会議に強制力はなく、総務省は有識者会議の報告書をもとに事業者に対して自主的な取り組みを促すにとどまるとのこと。

    もっとも、携帯電話の利用料金は原則として自由化されており、各社の経営判断で決められる。今回の報告書にも強制力はなく、総務省はこれをもとに事業者の自主的な取り組みを促すにとどまる。

    引用元:携帯契約の「2年縛り」、自動更新なしプランを 総務省  :日本経済新聞

    NTTドコモは料金と解約金を割安にするプランを2015年度内にも新設か

    総務省は、「2年縛り」の自主的改善を促すほか、改善内容についても提言します。

    6月の時点では、契約から2年経過したあとは解約金を0円にし、さらに月額料金をおさえた新料金プラン(2年契約による割引後よりも高く、割引前よりも安い中間の料金)の新設と解約金の段階的な引き下げなどを想定しているとのことでした。

    SankeiBizの報道によれば、NTTドコモは2015年3月までの改定を検討しており、2年契約の期間中は半額となる基本料金(2,700円)を、3000円台に引き上げて、解約金も割安にする新プランを導入し、さらに利用期間が長いほど安くなる仕組みを導入するとのこと。

    すでにNTTドコモは年度内に契約体系を改定する方向で検討。月額料金を3000円台に引き上げる代わりに解約金が安いプランや、利用期間が長いほど解約料が安くなる仕組みなどを導入するとみられる。

    引用元:「携帯2年縛り」見直し求める方針 総務省、料金高止まりの状況を問題視 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)

    また、ITProでは契約期間を半分に縮めた「1年契約」を新設する方針を固めたと報じています。

    NTTドコモは2015年7月15日、携帯電話の“2年縛り”を巡り、総務省の有識者会議で問題視する声が多く出ていることを受け、例えば「1年契約」のような中間メニューを新たに設ける方針を固めた。

    引用元:ニュース – 携帯電話の“2年縛り”問題、ドコモは中間メニューの導入を検討へ:ITpro

    もし、今回の報道どおりにドコモが改善するとなれば、他の事業者も横並びで改善に動くものと思われます。

    ホントに「2年縛り」は改善されるのか

    改善内容については、強制力がないとのことで、そうなってくると思い起こされるのは記憶に新しい「SIMロック解除の義務化」です。

    総務省が事業者に対し、義務化させたSIMロックの解除は、購入日から半年はSIMロックの解除ができない(ドコモは後に一部緩和)という制限を設けられるなど、ガイドラインの穴をつかれているわけで、本当に改善されるのか非常に不安です。

    今回報じられたドコモの改善内容ですが、自動更新に触れられていません。前述したとおり2年縛りの最大の問題は「自動更新」であり、違約金の額ではありません。

    自動更新を唯一拒否できる「更新月」の期間は、今秋からメールでお知らせしたり、1ヶ月から2ヶ月に延長するといった報道もありますが、そちらで解消するということでしょうか。

    報道どおりにドコモが改善を行うのであれば、auやソフトバンクもそれに続くものと思われますが、問題視されていたものを横並びで改善したり、料金プランを発表することが「競争」を拒否していることのあらわれであり、消費者を軽く見ていることのあらわれだと思うので、個人的には「キャリアの肩組み」も何らかの規制をして欲しいのですが・・・

    Yusuke Sakakura スマートフォンやガジェットが大好きです。座右の銘は"新しいガジェットが増えたことを誇るよりも、使わないガジェットが増えたことを恥じろ"。ガジェットの購入は計画的に。
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