突然ですがスマートフォンの通話料金って携帯電話に比べて高額って知ってました?
FOMAなどいわゆる携帯電話の料金プランでは通話料が約8円/30秒〜約21円/30秒でさらに無料通話分が1000円〜1万円分からついてくるといった感じで比較的安く電話することができたんですが、スマートフォンの料金プランでは全ての携帯電話会社が一律21円/30秒(FOMAで用意されているプランのMAX価格)、無料通話分なしといったプランしか用意していません。
スマートフォンの料金を節約するために50%近くの人がLINEなどの通話アプリ(IP電話)を利用しているとの調査結果もあったりして、ここ最近IP電話が注目を集めています。ただ、実際に利用してみると相手の声が聞き取りづらく、突然切れてしまったりして不満な点も多いのが現状です。
そこでオススメなのが通話料が安くて、比較的通話品質の高い「IP-Phone SMART」です。以前、公式のiPhoneアプリが登場したことをキッカケに紹介しましたが、今回Androidアプリが登場し、数ヶ月使って新たに感じたこともあるので紹介したいと思います。
IP電話とは
まず、IP電話とはなんぞやという方もいられると思います。前回、iPhoneで「IP-Phone SMART」を使用した時のレビュー記事に記載したので参考にしてください。・IP電話とは
「IP-Phone SMART」を2ヶ月ほど使って感じた良いとこ・イマイチなとこ
月額基本料0円、通話料60%オフの「SMARTalk」を使い始めて2ヶ月が経ったわけですが、どれほど通話料金が安くなったのか確認してみました。こちらがauの通話料。
こちらが「IP-Phone SMART」の通話料です。
わかりやすく表にまとめるとこんな感じになります。6月以降が「IP-Phone SMART」の導入時期で8月は未確定のため記載していません。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | |
---|---|---|---|---|
au | 743円 | 1140円 | 30円 | 50円 |
IP-Phone SMART | 0円 | 0円 | 488円 | 984円 |
合計 | 743円 | 1140円 | 518円 | 1034円 |
ここ2ヶ月は前回と今回のレビュー記事を書くためにいつもより多めに通話していたこともあって料金に大きな違いは出ていません。
ただ、通話時間にするとこんな感じになります。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | |
---|---|---|---|---|
au | 約17分 | 約27分 | 約30秒 | 約60秒 |
IP-Phone SMART | 未使用 | 未使用 | 約27分 | 約60分 |
合計 | 約17分 | 約27分 | 約27分 | 約61分 |
料金は変わらず(2ヶ月単位にするとむしろ安くなっている)、通話時間はグンと長くなっていておトクなことがわかります。
肝心の音質ですが3Gでは相手の声が聞きづらかったり、こっちの声が聞こえにくいと言われることもいありましたが、LTEやWi-Fiにつながっている時であれば問題なく電話することができました。
あとは、通話料を安くするために2台持ちしている人ならわかると思いますが、一方の携帯電話を忘れたときは持ってきた電話からかけても相手は電話番号を知らないので出てもらえなかったり、そもそも電話帳に入っていないためかけられなかったりなど、複数の電話番号を管理するのって結構大変です。
「IP-Phone SMART」なら1台で2つの電話番号を管理でき、電話帳はiPhoneのものと同期されるので、複数の電話番号の管理がめちゃくちゃ楽でした。
こんな感じで良いとこも色々ありますが、通話料金とデータ通信量をアプリで確認できないこと、プリセットの着信音に良い音がなかったというのがイマイチなところでした。アプリの問題だと思うので今後のアップデートに期待したいです。
Android版「SMARTalk」がようやく登場!早速使ってみた!
iPhone版の公式アプリ「SMARTalk」が登場してから「Android版はまだか!」という声が多くありましたが、ようやく登場しました!先行して開発版を使ってみたので使用感をレポートしたいと思います。基本的な機能はiPhone版のアプリと同じでアカウントを取得後、IDとパスワードを入力するだけでカンタンに利用することができます。IP電話と聞くと初期設定がめんどくさいというイメージがありますが、ものすごくカンタンに使えます。
コーデックなど細かい設定も一応できますが、初期設定のままでも何も問題なく利用できました。
iPhone版でイマイチだった着信音ですが、Android版では通常の通話アプリで使える着信音を「SMARTalk」でも設定できるのが嬉しいです。
今後の改善として期待したのは、横向きへの対応ですかね。スピーカーを使ってハンズフリーで電話する時はクレードルに置いて使っているんですが、横向きに対応していないので番号が打ちにくくてちょっと大変でした。
あとは、手に持って電話しているとスマートフォンがめちゃくちゃ熱くなるのを改善して欲しいですね。
スピーカーに耳を当てるとタッチパネルが反応しないようにこんな画面が表示されるんですが、ディスプレイが発光したままなのが原因かと思います。iPhoneではディスプレイがオフになっていたんですが、Androidの仕様なのでしょうか。
便利だなと感じたのは、発信ボタンを長押しすると、通常の電話番号でかけるか050の番号でかけるかを選択できることですかね。電話帳は通常の通話アプリと同期しているので「SMARTalk」を通話アプリとして使うこともできます。限りある貴重なホーム画面に2個も通話アプリを置かなくて良いのが嬉しい!
発信ボタンを1回だけタップすると前回かけた電話番号が自動で入力されて、もう1回タップするとリダイアルできるのも便利です。
俺流!「IP-Phone SMART」の使い方!
スマートフォンを常に2台持ち歩いているワタクシ。Androidのスマートフォンは通話ができない月額980円の格安SIM(MVNO SIM)で運用していますが、「IP-Phone SMART」を使えば月額そのままに(もちろん通話料金はかかりますが)通話できるようになるってのがものすごく良いです!
格安SIMは一定のデータ通信を行うと通信速度が制限されてしまったり、SMSが使えなかったり、キャリアのサービスが使えなかったりと色々ありますが、ネットできて通話できればそれで良いという人に「IP-Phone SMART」と格安SIMの組み合わせは超絶オススメしたいです。
また、Androidアプリが登場したということでiPhone 5とARROWS NX F-06Eにインストールして2週間ほど使っていますが、どっちかの電池が切れていても同じ番号で電話ができるってのが良かったです。
「駅についたら連絡する」といって相手に連絡したのはいいものの、電車に乗ってるあいだに使いすぎてどっちかの電池が切れてしまったり、そもそも充電するのを忘れていて電池が切れてしまったりしたときでも同じ番号で連絡が取れるのが良かったです。
ただ、着信する際はどっちのスマートフォンで着信するかはわからないのでここは注意が必要ですかね。
基本料0円!通話料60%オフの「IP-Phone SMART」はこんな人にオススメ!
最後になりますが「IP-Phone SMART」はこんな人にオススメです!- 通話料金をとにかく安く抑えたい人
→通話料60%オフ! - 格安SIMでスマートフォンを運用している人
→定額の追加料金なしで通話ができる! - スマートフォンを2台持ちしている人
→同じ番号で電話がかけられる!
ということで、通話料金を安く抑えたくない!なんて人はいないと思うのでとりあえず契約してアプリをインストールしておきましょう!
だって月額基本料0円、アプリも無料なんですから!
▼アプリからIP-Phone SMARTのアカウントを取得することができます
SMARTalk -スマホの通話料をトコトン安くする-
価格:無料
平均評価:3.5(10)
平均評価:3.5(10)
▼iPhoneアプリのレビューについてはこちらからどうぞ。
・ 月額基本料金0円、通話料金約8円/30秒のIP電話「IP-Phone SMART」レビュー
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