なぜ?iPhone 17 ProのMagSafeクリアケースが白で覆われた理由。ステッカーアレンジ不可に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

まもなく予約受付が始まるiPhone 17シリーズ。なかでもiPhone 17 Pro / 17 Pro Maxは、背面デザインをめぐって賛否を呼んでいます。
最大の話題は“ツートンデザイン”です。
iPhone 17 Proはアルミニウムを削り出して製造されていますが、オールアルミではワイヤレス充電ができません。そこでAppleは、カメラの出っ張り(プラトー)までをアルミで覆い、その下はガラスにして内部にMagSafeを内蔵しています。
その結果、背面は上下で素材が切り替わる独特なツートンデザインになっています。
白で覆われたクリアケースの謎
もうひとつ注目を集めているのが、MagSafe対応クリアケースです。
従来のクリアケースは背面の「Q」字型マグネットアレイが透けて見え、ステッカーを挟んで自分好みにアレンジする若い世代からはただでさえ敬遠されがちでした。iPhone 17 Pro用では、ガラス部分が全面白で覆われ、ステッカーカスタムを完全に排除する仕様になっています。

この背景について、Vadim Yuryev氏は「MagSafeとAppleロゴの位置関係」を指摘しています。
従来デザインではマグネットアレイがAppleロゴに重なるため、白く覆った上にロゴを再配置したのではないか、という見方です。
一方で白ではなく「本体カラーに合わせても良かったのでは」という意見もありますが、Yuryev氏はSKUが増えて混乱を招くため避けた可能性を示しています。
Hot Take: I think Apple made the RIGHT choice of having a pure white background on the clear case accentuating the new window glass design.
The fully clear case alternative would lead to a misaligned and halfway covered up Apple logo which is a HUGE marketing no-no. pic.twitter.com/6Uj7vkeLFU
— Vadim Yuryev (@VadimYuryev) September 11, 2025
また、サードパーティのdbrand製クリアケースはマグネットアレイがAppleロゴを避けるように配置されています。
これなら見た目の不満は抑えられますが、一部が欠けるため充電性能や磁力の低下が懸念されます。

「それならAppleロゴ自体をもっと上に移動させれば良かったのでは」という意見もあります。モックアップを見る限り大きな違和感はありません。
実際、例年よりも的中率の高かったリークでも「ロゴ位置が変わる」と報じられていました。
of course. Here's a quick mockup of a higher logo. pic.twitter.com/E2P7fsd7Mt
— Vadim Yuryev (@VadimYuryev) September 11, 2025
Appleは複数のパターンを検討した上で、最終的にはガラス部分の中央にロゴを配置し、クリアケースにおいては全面を白で覆うという判断を下したと考えられます。
ステッカーでアレンジしたい人にはちょっと残念な仕様です。どうしてもアレンジしたい人はサードパーティのクリアケースを選ぶと良いでしょう。
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