スライドケータイやスピードセレクターを端末に採用・搭載することで人気を誇っていた三菱電機が携帯電話事業から撤退することがあきらかになりました。
これにより、今春に発売を予定していた「D906i」の発売も中止となり、三菱電機製の端末は「D905i」、「D705i」、「D705iμ」の3機種で端末開発が終了したことになり今後、三菱電機から新機種が発売・開発されることはありません。
撤退の原因はやはり赤字が続いたことだそうです。
三菱電機から公式発表がありました!
三菱電機はこれまでに販売した端末のアフターサポートや電池パック「D06」の回収は引き続き行うようです。また、三菱電機が携帯電話の開発から撤退する事による財務上の影響は、一時損失として約170億円だそうです。
スライドやスピードセレクター、音声翻訳機能など個性的なデザインや機能を特徴としていたんですがついに撤退ですか・・・。
三菱電機はNTTドコモのみに端末の供給を行っていましたが、これでスライドの代名詞となるメーカーは不在となります。三菱電機の携帯電話事業撤退によってスライドという機構はリボルバーなどと同じように無くなっていくのかもしれませんね。
ちなみに、三菱電機が携帯電話事業に参入した経緯としては1983年に自動車電話の開発を行ってからだそうです。いつもなぜ自動車メーカーが携帯電話事業に?と思っていたんですが納得です。
事業再編に関するお知らせ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2008/0303-b.htm
三菱電機、携帯電話端末の開発・生産から撤退 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080303-OYT1T00093.htm