1年前の「CEATEC JAPAN 2007」で展示された「ワイヤレス急速充電システム」が小型化・高性能化して今年も展示されています。
「ワイヤレス急速充電システム」とは、村田製作所とエプソンが共同開発している非接触型でバッテリーの充電時間を急速に行えるというもの。
充電時間はわずか10~15分という驚くべき性能を誇っています。
前年と比べてものすごく小型化されてます!
CEATEC JAPAN 2008:“置くだけ”で急速充電、2010年の量産化目指す――村田製作所とセイコーエプソン – ITmedia +D モバイル
この記事によれば、「CEATEC JAPAN 2008」にて村田製作所とセイコーエプソンが共同開発した「ワイヤレス急速充電システム」がCEATECブースで展示されているとのこと。
「ワイヤレス急速充電システム」は、セイコーエプソンの電磁誘導方式による電源供給技術と村田製作所の急速充電バッテリーを組み合わせることで実現されたシステムとなっています。
ワイヤレス急速充電システムは2007年でも展示されていましたが、バッテリーモジュールがクレジットカード程度の面積と、フル充電までの充電時間は15分間となっていました。そして、今年はそのサイズを大幅に小型化することに成功しデジタルカメラのバッテリーに近いサイズになり、フル充電までの充電時間は10~15分となりました。
バッテリーモジュールのサイズ比較は以下からどうぞ。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/195627-42100-2-1.html
説明員の話では、一般的な携帯電話の充電時の電力は500mA程度となっているが、ワイヤレス充電システムは3Aで充電することにより充電にかかる時間を大幅に短縮しているとのこと。さらに、今後は充電時間をさらに短縮することを目標の1つにしているようです。
少し問題だなと感じたのは今年世界を騒がせたリチウムイオンバッテリーを採用していることです。危険性が高いリチウムイオンを採用することをメーカーが牽制してワイヤレス急速充電システムを採用しないという動きは容易に想像できますよね。大変便利なシステムなのですが、さてどうなるか。