主要5キャリアのMVNO利用を抑制へ。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

最近ではウィルコムがNTTドコモの、ソフトバンクモバイルがイー・モバイルのMVNOになるなど大手事業者間同士での通信回線の貸し借りが相次ぎ、新規参入の促進というMVNO本来の目的から外れるケースが起きていました。
総務省がMVNOの参入資格などの見直しを検討することが2月21日(土)明らかになりました。
MVNOを巡ってMNO(独自のインフラを持つ携帯電話事業者)同士での回線の貸し借りする動きが相次ぎ、新規参入の促進というMVNO本来の目的が薄れ、MNO同士の提携が携帯電話市場の寡占化を強める恐れがあるとして、MNO同士でのMVNOの利用に一定の制限を設ける方針とのこと。
MVNO制度がスタートした当初は、携帯電話事業者ではないウォルト・ディズニーやニフティなどが携帯電話サービスや無線データ通信に参入し独自のサービスを展開していましたが、ウィルコムがNTTドコモの、ソフトバンクモバイルがイー・モバイルのMVNOになり定額制の高速データ通信を開始すると発表。
これらMNOがMVNOになる事に対して新規参入の促進を目的としたMVNO制度の趣旨に合わないと批判がでていました。
個人的にはMNOが持っている今の状態のインフラで展開できるサービスならばMVNOになるべきではないと思います。つまり僕としてはウィルコムがNTTドコモのMVNOになるのは賛、ソフトバンクモバイルがイー・モバイルのMVNOになるのは否です。