NEC、日立製作所、カシオ計算機の3社が2010年4月に携帯電話事業を統合する事に合意しました。
先日「NECと日立、カシオが携帯電話事業統合か」とお伝えした通り、以前より噂がありましたがその通り実現することとなりました。
NECは国内に8社も生きられるスペースは無いコメント。
「国内市場に8社も生きられるスペースはない」–NEC携帯電話事業統合の理由:モバイルチャンネル – CNET Japan
NECは「(携帯電話メーカー)8社が生きられるスペースはもうない。良い関係のもの同士が早めに手を組んで、海外市場への基盤を作ったほうが、会社が成長するチャンスがある」とコメントしており、3社が携帯電話事業統合の合意に至った最大の要因は国内携帯電話市場の急速な縮小にあるようです。
携帯電話事業は、海外携帯電話市場への進出を目指したいNECとLTEの技術を取り入れたいカシオ日立の思惑が一致した形です。
また、ブランド名については当面の間残す考えで、カシオや日立のNTTドコモへの端末供給はキャリアからの要望があり、新会社としてメリットがあるのであれば行いたいとしたものの、現実的にはあまり起こりにくいとコメントしています。
統合後の新会社名は「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ」。会社名に日立の名前がないのは少数株主であり、経営にはタッチしないためとのこと。