App Storeのアプリアイコンにバッジが表示されるなど、アップデートの通知が来てApp Storeを起動してみると画面が真っ白でアップデートできなかったり、アップデートボタンをタップしてもアップデートが完了しない状況が頻繁に報告されている。
「iOS 10」以前では報告数は少ないものだったが、デザイン・機能性・操作性すべて刷新された「iOS 11」以降アップデートできないとの報告が急増している。
この記事ではアプリをアップデートできない時の対処方法を解説する。
App Storeのサーバーが稼働しているか確認する
App Storeがダウンしている時やメンテナンスをしている場合は当然アプリのアップデートができない。App Storeのサーバーは頻繁にダウンするものではないが、過去にはサイバー攻撃によって短期間でサーバーが複数回ダウンするといった時期もあった。サーバーが正常に稼働しているかどうかはAppleのサイトから確認できる。
App Storeの横にあるアイコンが緑色の時は正常。赤や黄色、グレーで表示されている場合は異常またはメンテナンスの時。この場合は何をしても意味がないのでサーバーが正常な状態になるまでひたすら待つしかありません。
App Storeを終了する
App Storeのサーバーが正常に稼働している場合は、ホームボタンをダブルクリック、iPhone Xの場合は画面を上にスワイプして止めてAppスイッチャーを起動後、App Storeを上にスワイプしてアプリを終了する。
再度、App Storeを起動してアップデートタブを選択後、アプリのアップデートを試みると正常にアップデートできる。
なお、iOS 11以降では画面を下に引っ張るだけでアップデートタブを更新できる。
Wi-Fiやモバイルデータ通信をオフにする
データ通信がうまくいっていない場合にアプリのアップデートができないことがある。その場合はWi-Fiやモバイルデータ通信を一度オフにしてみよう。
画面下から上方向にスワイプするか、iPhone Xの場合は画面を右上から下に向かってスワイプしてコントロールセンターを表示して機内モードのアイコンをタップする。
なお、iOS 11以降のバージョンには機内モードに記憶機能が追加されている。これは前回、機内モードにしたときのWi-FiまたはBluetoothの状態に復元するもので、例えば飛行機内の無料Wi-Fiを利用するために機内モードをオンにしたあとWi-Fiをオンにすると、次に機内モードをオンにした時にWi-Fiはオンのままになってしまう。
必ずWi-Fiをオフにするには機内モードをオンにしたあとでWi-Fiのアイコンをタップしてオフにしましょう
一度Wi-Fiまたはモバイルデータ通信をオフにして再度オンにしたらApp Storeを起動してアップデートしてみる。それでもアップデートできない場合は次に進んでください。
iPhoneの現在時刻を変更する
iPhoneの現在時刻を変更することでアプリをアップデートできることもある。まずは設定を起動して「一般」→「日付と時刻」に進む。
自動設定を「オフ」にしたあと時間をタップして2年ぐらい先に変更する。
App Storeを終了したあと、再度、設定から自動設定をオンにする。
再度、App Storeを起動してアップデートを試みるとアップデート可能になる。
iPhoneを再起動する
最後の手段としてiPhoneを再起動する方法がある。電源ボタンを長押しするか設定から「一般」に進み「システム終了」を選択して「スライドで電源オフ」を実行する。