先月、ドコモ向けの2013年冬モデルの投入を見送ると報じられたパナソニックですが、本日開催された決算発表会にて携帯電話事業が不振であること、事業の継続については近々に方向性を出さなくてはならないとコメントしたようです。
パナソニック、ドコモの2013年冬モデルは見送りか
日本経済新聞によると、パナソニックは本日開催した2013年4月〜6月期決算発表会にて、携帯電話事業は54億円の営業赤字(前年同期比でマイナス37億円)を記録したことと、事業の継続については近々に方向性を出す方針であることを明らかにしたようです。パナソニックの河井英明常務は31日の記者会見で、NTTドコモ向けスマートフォン(スマホ)について「下期以降の新製品開発をどうするか、近々方向性を出さないといけない」と語った。ドコモが重点機種を2つに絞り込む「ツートップ戦略」を打ち出し、対象から漏れた同社のスマホは振るわない。今冬の新製品開発を取りやめる公算が大きい。
引用元:パナソニック常務「スマホ厳しい」 ツートップ戦略で劣勢 :日本経済新聞
NECは既にスマートフォン事業からの撤退を明らかにしており、パナソニックがドコモへの供給を取りやめることになれば、mova〜FOMA時代のシェアNo1、No2のメーカーが撤退することになります。
2013年6月度の契約状況を見る限り満足した成果は挙げられておらず、ユーザーの囲い込みに失敗し、メーカーさえも離れていったツートップですが、それでも一定の成果を挙げられたと評したドコモには疑問しか感じられません。
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