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パナソニック、ツートップの影響で2013年冬モデルの投入を見送りか

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Yusuke Sakakura更新日:2014/10/11 23:27
パナソニック、ツートップの影響で2013年冬モデルの投入を見送りか

ドコモが2013年夏モデル発表時に打ち出した「ツートップ」施策ですが、この影響を受けてパナソニックモバイルが2013年冬モデルの投入見送りを検討していると各紙が報じています。

今後は法人、海外市場に端末を供給か

日本経済新聞によれば、パナソニックモバイルはドコモ向け2013年冬モデルの投入を見送り、海外のキャリアを含めた供給先への投入を検討しているとのことです。
パナソニックはNTTドコモ向けスマートフォン(スマホ)について、今冬の新製品供給を見送る方向で検討に入った。供給先のドコモが5月に韓国サムスン電子とソニー製のスマホ2機種に販売を集中する戦略を打ち出し、自社製品の出荷増が見込めなくなったため。スマホ事業からは撤退せず、海外の通信事業者を含めた他の供給先の開拓を急ぐ。

引用元:パナソニック、スマホ冬モデル投入の見送り検討  :日本経済新聞

パナソニックモバイルの2013年夏モデルはドコモのみに端末が供給されており、パナソニックモバイルがドコモ以外のキャリアに供給したのは2012年春モデルとしてソフトバンクモバイルが取り扱った「102P」が最後となっています。

また、auとソフトバンクモバイルはiPhoneを一定数販売するためのノルマを抱えており、実質的なワントップ施策をとっているため、ツートップが施策が供給ストップの原因となるのであれば、この2キャリアに端末を供給することも考えにくく、日経や読売新聞が報じているとおり、国内の消費者向けから法人向けへのシフト、海外市場に注力する形になってしまうのかもしれません。

今の時点では「検討」と報じられていますが、決定されれば実質的な事業縮小となりそうです。

▼ちなみに、パナソニックモバイルは2013年4月に新会社として設立・再編されたばかりです。撤退でなく良かったと思っていたんですが・・・。
パナソニック、携帯電話の新会社を設立ー携帯電話事業からの撤退を回避か
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