iPhoneを実質0円で販売するショップをキッカケに問題が明るみになった半ば強制的なオプションの加入やアプリのインストールですが、ドコモではこれを規制するため10月1日よりスマートフォンやタブレットの頭金に上限額を設けたようです。
ドコモの頭金は上限5000円に
朝日新聞によると、ドコモでは頭金の上限額を5000円に設定したとのこと。今回上限を決めたのは、購入者に最初に支払ってもらう「頭金」について。端末代を分割して月々の通信料と一緒に払う場合、頭金を5千円までに抑えるよう通知した。スマートフォンやタブレットなど全端末が対象だ。
引用元:「頭金」は5千円まで ドコモ、オプション押し売り対策:朝日新聞デジタル
※頭金・・・スマートフォンやタブレットを分割払いで購入する場合に店頭にて支払うお金
オプションの強制加入問題
スマートフォンやタブレットを販売するドコモショップは頭金やオプションへの加入、回線契約の獲得によってドコモから得られる報奨金などを収益源としています。収益を高めるために一部のドコモショップでは頭金を高額に設定し、オプションへの加入やアプリをインストールすることで頭金を0円にするという手法が行われていました。
「とりあえずオプションを契約して今月中に解約すれば料金はかからない」などとショップの店員さんに言われることがわるかと思いますが、あれです。
それだけであれば問題はないのですが、オプションを契約しなければ端末自体を販売しない店舗や説明不足が原因で覚えがないのに多数のオプションが勝手に契約されていて毎月の使用料金が高額になっているといった苦情が多数発生していました。
これを問題視したドコモはドコモショップが設定する頭金に上限を設定して「オプションをつければ高額な頭金が0円になる」という手法を抑制し、問題の解決を図るようです。
ちなみに、オプションの強制加入問題ですっかり有名になってしまったauのスマートパスですが、オプション内容はローソンのプレミアロールケーキ(150円)や肉まん(110円)が無料になったりからあげクンが半額になったり、サンマルクのコーヒーが100円引になったりと、月額390円はすぐに回収できてしまうおトクなオプションになっています。
通常どおりオプションの内容を説明すれば納得して加入する人もいるはずなのに、今回の件でオプション=悪というイメージが付いてしまうとキャリアはおトクなオプションを提供してもユーザーはオプションの契約に対して消極的になり誰も得しないという状況に陥ってしまうのでドコモ以外のキャリアも早急に問題の解決にかかって欲しいところです。
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