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グーグルの腕時計型端末「Android Wear」では何ができて、どう便利になるのか

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Yusuke Sakakura更新日:2018/03/12 9:23
グーグルの腕時計型端末「Android Wear」では何ができて、どう便利になるのか

Googleより発表された腕時計型のウェアラブルデバイス「Android Wear」

テレビでも取り上げられ、腕時計というサイズや新しさから欲しいと思った方もいるかと思いますが、操作感や使い勝手、何ができるのかなどは具体的に紹介されていません。

Android Wearで何ができるのか、どう便利になるのかは購入を検討している人もどんなものなのか興味を持ってる人も気になるところだと思うのでまとめてみました。

1日にスマートフォンをポケットから取り出す回数は125回

Googleによれば、人は1日平均125回もスマートフォンをポケットから取り出して情報をチェックしているそうです。

その手間になるポケットから取り出す動作を減らすのが「Android Wear」


ポケットから取り出さず、手元で色んな情報をチェックできるというのがこれ以降書いていくことを理解する上でも、Android Wearを利用する上でもとても重要なことです。

Android Wearの操作性

Androidのインターフェースにはカード型のデザインが採用されます。

このカードを上下に指ではらってスワイプすることで、カードが切り替って色んな情報を確認することができます。



左にスワイプするとカードに表示された情報の詳細を確認することができます。



右にスワイプするとカードを非表示にすることができます。スマートフォンで言うところの通知の削除ですね。



通知をAndroid Wearから削除すると、それと連動してスマートフォンからも通知が削除されます。



音声コマンドが使えるAndroid Wear

メガネ型のウェアラブルデバイス「Google Glass」では、「OK, Google」から始まる音声コマンドを使うことができますが、Android Wearでも利用できます。

「Ok,Google」と発すると音声認識機能が起動して、


「remind me to check my mailbox when I get home」と言うと、帰宅したらポストを確認するというリマインドを登録することができます。おそらく日本語でもできるはずです。


登録していたリマインドはこんな感じでAndroid Wearに通知がきます。


「Play some music」で、スマートフォンに保存している音楽をランダムに再生することもできます。



曲送りなどの操作もできます。


「set an alarm for 7 a.m.」で、アラームを登録することもできます。


「What is Limburger?」で、Google検索もできます。もちろん小さいAndroid Wearのディスプレイ用にレイアウトが最適化されます。


これは全てAndroidスマートフォンでもできることですが、さっきも言ったように手元にある腕時計でできるというのが重要です。スマートフォンの場合は、スマートフォンに手を伸ばして、電源ボタンを押して、ロック画面を解除してというメンドクサイ操作が必要になるので結局使わなくなってしまうことがほとんどですが、Android Wearならもう少しカンタンに操作することができます。

電話の応答もAndroid Wearで快適に

スマートフォンに着信が来ると、Android Wearにも通知がきます。


会議中で今は出られないという時やお風呂に入っててスマートフォンが手元にない時などは、上にスワイプしてあらかじめ登録しておいた「今は出られないけど何か用?」とか「いま出られないから折り返すね」といったメッセージをSMSで送信することができます。



Android Wearに通知してほしくない時のためにミュート機能も用意されています。ホーム画面で下に向かってスワイプするだけでミュートのON/OFFができます。


Android Wearはどういった時に便利になるのか

ここまででAndroid Wearでどのようなことができるのか、どうやって操作するのかはつかめたと思いますが、どういうシーンで便利になるのかはまだ理解できてないかもしれません。

Android Wearが便利に使える利用シーンとして、旅行があります。

予約購入した航空券の情報をチェックしたり、


搭乗の際に必要な2次元バーコードを確認することができます。


もちろん航空機の席番号も確認することも可能。


予約した旅行先のホテル情報や


旅行先の天気予報を確認することもできます。



さらには、現地のバスの時刻表や予約したレストランの時間まで確認できます。



また、対応デバイスでは歩数計や心拍数などの計測も可能になります。




Android Wearで利用できるアプリ例

もちろんAndroid Wearでアプリを利用することもできます。

テレビでも取り上げられていた「Eat 24」というデリバリーアプリでは、Android Wearに「hungry?」という通知がきて


スワイプするとデリバリーできるメニューを選べます。ピザとか寿司とか



さらにスワイプすると、メニューの内容が表示されます。BQサラダとカルフォルニアピザとダイエットコーラ。


タップすると、料金が表示されます。


もう一度タップすると、注文が完了して待ち時間が表示されます。


「all the cooks」というソーシャルレシピアプリでは、スマートフォンでレシピを見つけるとAndroid Wearに通知が来て、


Android Wearで通知を展開するとレシピが表示されます。


僕もたまにクックパッドをスマートフォンで表示しながら料理するんですが、画面が大きくてレシピなどは見やすいものの、ディスプレイを操作しようとすると本体が動いたりして使い勝手があまりよくないんですが、腕に固定されたAndroid Wearならそういったことで悩む必要はないかも。

また、材料を買いに行くときはカートを止めてポケットからスマートフォンをいちいち取り出し、スマートフォンの電源を入れて画面ロックを解除してからアプリを起動して・・・といった操作が面倒ですが、そういった手間も解消されますね。

ちなみに、レシピ内に表示された温め時間や冷やし時間をタップすると、自動でタイマーが起動するようです。もしかするとAndroid Wearのレシピアプリと料理は相性良いのかもしれないですね。日本のクックパッドもぜひ対応して欲しいなー



Android Wearを使ったら何が便利になるのか

Android Wearで何ができるのかについては上で書いたとおりです。

で、Android Wearで何が便利になるのか?の答えですが、新しくできることはあまりありません。ほとんどがスマートフォンでできることです。

ただ、手元の腕時計でスマートにできるということが大事。

1日でスマートフォンをポケットから125回も出していますが、ほとんどがメールチェック、LINEのチェック、FacebookやSNSなどのチェックがほとんどで、SNSに投稿したり、ゲームしたり、本を読んだり、音楽を聴いたりというように実際にアクションを起こす回数は半分もあれば多いほうではないでしょうか。

いちいち、スマートフォンをポケットから取り出さなくても腕時計で解決することができるというのが今のAndroi Wearの利便性だと思います。

Android Wearは日本でも7月から発売開始!

Android Wearは、Google Playストアから購入することができます。日本で予約販売を受け付けているのは現時点で「LG G Watch」だけ。


「Samsung Gear Live」は近日発売予定となっており、ディスプレイが丸くてより腕時計っぽい「Moto 360」は、今夏より発売開始となります。


LG G WatchとSamsung Gear Liveのスペックは以下のとおりです、購入するときの参考にしてみてください。
LG G WatchSamsung Gear Live
重さ63g59g
サイズ37.9 x 56.4 x 8.9 mm37.9 x 46.5 x 9.95 mm
電池容量300mAh(1日使用)400mAh
データ保存容量4GB4GB
CPU1.2GHz1.2GHz
RAM512MB512MB
BluetoothBluetooth 4.0(Low Energy)Bluetooth 4.0(Low Energy)
加速度センサー
デジタルコンパス
ジャイロスコープ
心拍数モニター
販売価格2万2900円2万2000円

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