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超音波を利用した広範囲のスマホ向けワイヤレス充電技術「uBeam」

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Yusuke Sakakura更新日:2014/10/11 23:28
超音波を利用した広範囲のスマホ向けワイヤレス充電技術「uBeam」

みなさん、スマートフォンってどのように充電していますか?

ワイヤレス充電に対応したスマートフォンを使っていて無線で充電している人もいるかと思いますが、ほとんどの人は有線で充電しているのではないでしょうか。

僕も何度かワイヤレス充電器を購入しようと思ったんですが、結局はスマートフォンを充電台に置く必要があり、無線でありながら充電範囲が限られるというなんとも微妙なものにわざわざお金を払うのはなぁ・・・と諦めていました。

そんな中、数年後に完全なる無線でスマートフォンを充電できる技術「uBeam」が発表されました。さらに、2年後にも販売予定とのことでこれは注目せざるを得ません!

広い範囲で無線充電が可能になる「uBeam」

「uBeam」は、充電台で音に変換された電力が超音波を介して送られ、スマートフォンに取り付けられたアンテナで受け取り、再度、電力に変換して充電を行う仕組みになっています。
超音波を利用した広範囲のスマホ向けワイヤレス充電技術「uBeam」Photo By New York Times

スマホのワイヤレス充電で主流となっているQi規格では、電磁誘導方式が採用されていて、充電台とスマートフォンを近づけなければ充電することはできませんが、超音波を発する「uBeam」では、充電台とスマートフォンを近づける必要はなく、かなり広い範囲で充電することができ、ポケットやバッグにスマートフォンを入れたままでも充電が可能とのこと。

ただ、超音波を発するため障害物には弱く、充電台を設置した隣の部屋でのワイヤレス充電は難しそうですが、自宅ではリビングや寝室に1台ずつ置いておけば、かなり便利に使えそうです。また、カフェなどに設置されれば、公衆無線LANならぬ公衆無線充電スポットとして活躍しそうですよね。

「uBeam」は、2年以内にも販売予定!

この「uBeam」は、3年前に開催されたカンファレンス「D: All Things Digital(D9)」にて発表され、2011年秋ごろに販売目標予定とされていましたが、3年ほど遅れてようやく実用化にこぎつけつつあるようです。

今後の予定として、CEOのMeredith Perry(25)は、2年後には販売店に製品が並ぶようにしたいと語っており、一般家庭やオフィスなど小規模向けのものとホテルや空港、スタジアム、会議場、コンサートホールなどの大規模向けのものを用意する計画があるとしています。
The uBeam products will be on store shelves within the next two years, the company said. Ms. Perry said that the company planned to make two different charging products at first. One will be built for smaller rooms, like homes and offices, and the other, for much larger uBeam chargers, will be industrial-size for stadiums, airports, hotels, conference halls and music venues.

引用元:Wireless Charging, at a Distance, Moves Forward for uBeam – NYTimes.com

ちなみに、スマホ向けの無線充電技術はAppleも特許を取得しています。

スマートフォンが登場し始めたころから常に不満点として上位にあがっているバッテリー周りですが、ようやく改善に向かうのかもしれませんね。
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