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Apple 2023年発売の新製品まとめ。AR/VRヘッドセットやiPhone 15など

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Yusuke Sakakura公開日:2023/01/09 10:55
Apple 2023年発売の新製品まとめ。AR/VRヘッドセットやiPhone 15など

2023年もAppleは多数の新製品を発表すると報じられています。

なかでも注目を集めるのはLightningを廃止し、USB-Cに移行すると噂されているiPhone 15シリーズと、開発期間に7年を要したApple初となるAR/VRヘッドセットです。一方でそれ以外の製品についてはあまり期待できない年になるかもしれません。

この記事では、Appleの未発表製品について信頼性の高いMing-Chi Kuo、Mark Gurman、Ross Youngなどの情報をもとにAppleが2023年に発売する新製品の情報をまとめています。情報は随時更新します。

AR/VRヘッドセット「Reality Pro」

Appleが開発機関に7年も要したAR/VRヘッドセットの発売準備がようやく整ったようです。

当初の計画では2019年までに発売することが計画されていたものの、何度も何度も延期され、2023年1月発表、2023年後半発売という計画も結局は延期で先延ばしになり、Appleは現在、2023年春の発表を目指しているとBloombergのMark Gurmanがレポートしています。

AR/VRヘッドセットは、コードネームBorealisーー表向きには「xrOS」と呼ばれるソフトウェアで動作し、既に少数の開発者に対してテスト用のデバイスをシェアしてサードパーティ製のアプリの開発に着手させているようです。

xrOSは6月に開催されるWWDC2023にて開発者向けに提供がスタートし、2023年の秋後半には発売されるとのこと。製品名は商標登録が確認されている「Reality Pro」と名付けられる可能性があります。

Mac/MacBook

MacBook Pro(2021)

Appleは今年、AR/VRヘッドセット「Reality Pro」に多くのリソースを割り当てているため、それ以外の新製品は平凡な年になるようですが、Macには他の製品よりも多少は期待できるようです。

今年前半(3月ごろの情報も)には、M2 ProとM2 Maxチップ搭載を搭載した14インチ/16インチMacBook Proが登場し、2019年モデルと同じデザインのボディにM2 Ultraチップを搭載したMacProとiMac Proの発売も予想されています。

なお、M2 UltraチップのマザーボードにRAMが直接接続されていることから、ユーザーは自由にRAMを追加できなくなるとのこと。ただし、SSDストレージのスロットは2つあり、グラフィック、メディア、ネットワークカード用が用意されていると報告されています。

24インチiMacに関してはM3チップの準備が整うまでアップデートされず、速くても2023年後半から2024年に登場。15インチMacBook Airは第1四半期に量産がスタートし、それ以降に発売される可能性があります。時期としてWWDC2023が最良かもしれません。

一方で12インチMacBookは近い将来の計画表には存在していないとのこと。

iPad

iPad Air(第5世代)

昨年、すべてのモデルにフラットエッジの新デザインを導入し、Lightningを廃止してUSB-Cに移行したiPadについては大きなアップデートはないとのこと。

iPad mini、iPad Air、iPadのアップデートは行われるとしてもスペックアップ以上のものにはならないと報告されています。iPad miniについては年内後半に最新のプロセッサを登場したモデルが登場する可能性もありますが、2024年にずれ込む可能性もあるようです。

また、新しいデザインとiPad初の有機ELディスプレイが搭載される予定の11インチ/12.9インチiPad Proのアップデートは2024年前半まで待つ必要があるようです。

14.1インチというMacBookクラスの巨大なディスプレイを備え、M2チップと16GBのメモリを搭載したより大きなiPad Proが2023年前半に登場するといった情報もありましたが、Mark Gurmanの最新レポートでは否定されています。

Apple Watch、AirPods、HomePods、Apple TV

Apple WatchとAirPodsに大きな変化はなく、Apple TVの新製品は今年発表されないとレポートされています

AirPodsについては低価格帯のAirPods Liteを開発中と噂されており、ヘッドフォン型のAirPods Maxについても2020年12月の初代モデルが登場して以来、初のアップデートが行われてUSB-Cに移行すると報じられていますが、残念ながら来年以降になるようです。

Apple WatchはナンバリングモデルのSeries 9が登場することは間違いありませんが、Apple Watch SE3やApple Watch Ultra2が存在するかはまだわかりません。

ビッグサイズのHomePodが復活か
ビッグサイズのHomePodが復活か

贔屓目に見ても成功とは言えないスマートスピーカーでは、販売停止になっている大型モデルのHomePodが復活するとのこと。

デザインに大きな変更はないものの、上部のタッチコントロールパネルがアップデートされ、S8チップが搭載。販売価格は値下げされるとのことですが、日本では円安を考慮する必要があります。

HomePod部門では、iPadとHomePodを融合したタッチスクリーン付きハイエンドスピーカーの開発も報じられていて、2023年末から2024年初頭に登場する可能性があります。

iPhone 15

Appleは最大の注目をAR/VRヘッドセットに向けようとしていますが、多くの人が期待しているのはやはりiPhoneです。今年はいつもより大きな期待感があります。

まずiPhone 15ラインナップの画面サイズは6.1インチと6.7インチの2種類が用意されることは昨年と変わらないものの、全機種にDynamic Islandが搭載されるようです。

Dynamic Island
Dynamic Island

高額なProモデルにおいてはフレームの素材がステンレススチールからチタンに置き換わり、音量ボタンはiPhone SEに採用されている感圧式に変更されます。

EUが法的にUSB-Cの搭載を義務付けることもあって、ようやくiPhoneからもLightningが姿を消してUSB-Cに置き換わり、高速なプロセッサが搭載される見込みです。iPhoneのUSB-C化は多くの人を混乱させるかもしれませんが、それ以上に価値のある変更になるはずです。

iPhone 15に関する情報はこちらの記事でより詳細にまとめています。

なお、ビッグアップデートが予想されていたiPhone SE(第4世代)は開発が中止されたようです。

新型iPhoneと同時期にリリースされるiOS 17とiPadOS 17は、現行バージョンで新機能の提供が遅れていることや、xrOSに注力したことで提供予定だった新機能が犠牲になり、当初の計画よりも大きな変更点が減少するようです。

日本では2023年5月にAndroidスマートフォンがマイナンバーカードに対応する予定ですが、iPhoneのマイナンバーカード対応は2024年以降になると報じられています。

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