Appleが発売したiPhone 14とApple Watch Series 8・Pro・SEには、車の重大な衝突事故を検出して、緊急通報サービスや緊急連絡先に自動で連絡する新機能に対応しています。
iPhoneを水没させたり、高いところから落下させる検証動画は毎年アップされていますが、車を犠牲にして新機能をレビューする人は、すぐに現れなかったものの発売から6日目で検証動画が公開されました。
衝突事故を検出後にけたたましい警告音
衝突事故検出をテストするのは、スマートフォンの耐久性を検証する動画を投稿しているチャンネル登録者760万人のTechRaxです。
TechRaxはリモート操作が可能な無人車のヘッドレストにiPhoneを固定して、停止している車に衝突させることで衝突事故検出を呼び起こそうとします。
遠隔操作が可能な車を衝突させるのは簡単ではないようで、失敗しながらも廃車になった車(というよりも金属の塊)を何台か横に並べることで衝突させることに成功。
衝突してからしばらくすると、iPhone 14 Proがけたたましい警告音を鳴らし、激しく振動してカウントダウンをスタートします。
10秒x2回のカウントダウンを止めなかった場合は、大きなケガを負っていると判断してiPhoneが自動で緊急通報サービスに通報しますが、TechRaxはiPhoneの画面に表示されるXボタンをタップして通報をキャンセルしています。
動画では2回の衝突を行い、いずれも衝突事故を正確に検出して緊急通報のカウントダウンを動作させることに成功。
通常の衝突事故とは条件が異なるため、正確性は不明ですが、衝突事故を起こしたときにiPhoneがどのような音を鳴らすのか、どのような画面が表示されるのかを動画で確認することができます。
ちなみに、キャンセルせずに自動通報を行うと、持ち主に反応がないことを緊急通報サービスに知らせるために、iPhoneがオーディオメッセージを繰り返し再生し、おおよその経度と緯度の座標、検索半径も知らせることで、救急隊がスピーディに現場に駆けつけるようです。
万が一の時に命を守るための機能なので推奨しませんが、衝突事故検出の機能をオフにしたい場合は、設定画面から「緊急SOS」に進んで「激しい衝突事故発生後に電話」のスイッチをオフにします。
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