日本時間29日、Twitterを買収したイーロンマスクが「AppleがTwitterをApp Storeから保留すると脅している。理由については説明がない」とツイートしました。
Appleは幹部のフィルシラーがアカウントを削除するなど、イーロンマスクの買収以降、明らかにわかりやすく両社間の関係が悪化しています。
「アプリストアから排除された独自スマホを作るだろう」
イーロンマスクによるとAppleは「Twitterでの広告をほぼ停止している」とのこと。
iPhone 14 Proの売上が好調な中、ホリデーシーズンに巨大プラットフォームで展開する広告をほぼ停止する行為は普通のことではありません。
また兼ねてから問題視しているApple税について「App Storeで購入するすべての製品に最大30%の税金がかかっていることを知っているか?」とツイートし、30%を払わず戦いを選択する画像を投稿して全面戦争の意思を表明しています。
— Elon Musk (@elonmusk) November 28, 2022
イーロンマスクはTwitterを買収後に収益構造の改革に注力し、見通しの悪い広告の割合を減らし、サブスクの割合を増やそうとしています。
サブスクとはTwitter Blueのこと。加入者のツイートを検索機能の上位に表示し、いずれ価値のなくなる青バッジを配布するといった追加機能を発表すると共に月額8ドルに値上げされたサービスです。
値上げと機能強化によって収益が大幅に改善されると思いきや、Apple税によってTwitterに入る収益は3割減(加入年月が1年経過後は15%に減額)です。ちなみに、Google Playの場合は半分の15%です。
Appleの基準も開発者にとって納得のいかないところが多々あり、例えば、Netflixの場合は独自決済の提供が認められていますが、Twitterのようなソーシャルメディアアプリは認められておらず、大きな不満をもとに独自決済を導入したEpic Gamesのゲームアプリ「フォートナイト」はポリシー違反を理由にApp Storeから消え、今も復活していません。
今回の宣戦布告は新たな戦争の始まりかもしれません。
イーロンマスクはTwitterがアプリストアから排除されることは望まないものの、もしそうなったら独自のスマートフォンを開発するだろうとツイートしていることから、Epic Gamesに比べれば冷静ではあるものの、今後の動き方によってはApp Storeから姿を消して独自スマホの開発を進める可能性も考えられます。
Teslaで電気自動車を作るイーロンマスクにとってみれば、スマートフォンを開発するのはそれほど難しいものではないかもしれませんが、Appleが年間1億ドルの広告料をTwitterに支払っているといった報道もあり、TwitterがAppleを切り捨てることも簡単ではありません。事態がどのように収束するのか今後も注目です。
コメントを残す