Googleが自社のスマートフォンPixelシリーズにQualcomm製のチップセットSnapdragonを採用しており、発売が近く迫っている「Pixel 4a」や秋発売とみられる「Pixel 5」にも採用される見込みだ。
ただ、早ければ来年にも自社製チップセットを搭載する可能性があるという。
「Pixel 6」で自社チップセットを初搭載?
Axiosが計画に詳しい関係者から得た情報によると、Googleはコードネーム“WhiteChapel”と名付けた5nmプロセスのチップをサムスンと共同で設計したという。
これまでにGoogleはAppleやIntelなどのライバル企業から専門家を引き抜き、画像処理に特化したPixel Visual Core/Pixel Neural Coreの開発・搭載につなげた。実現すればついにメインプロセッサも手がけることになる。
Google製のチップセットにはオクタコアのARMプロセッサに加え、機械学習に特化したハードウェアが搭載されるとのこと。Always On時のGoogleアシスタントの機能改善にもつながるという。
Googleは今週、同チップの実用的なバージョンを受け取ったばかりでPixelスマートフォンに搭載されるのは来年になる見込み。将来的にはChromebookにも自社製チップセットが採用されるとのこと。
これまでにAOSPやGoogle関連のアプリから今年発売されるPixelスマートフォンが既に発見されているが、いずれもSnapdragonを採用することから「Pixel 4a」や「Pixel 5」に採用される可能性はゼロに近い。最速でも2021年春の採用になりそうだ。
なお、今年発売されたハイエンドスマートフォンの多くがSnapdragon 865を搭載するなかで高額であることを理由にGoogleは「Pixel 5」にミドルレンジ向けのSnapdragon 765を採用するようだ。自社製のチップセットであればコスト面の問題も解消されるだろう。
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