Google、Pixel 6 Proの発熱問題で集団訴訟を提起される。発熱問題を事前に知っていたと原告主張
Googleが2021年に発売したPixel 6シリーズでは、チップセットがSnapdragonから独自チップのGoogle Tensorに変更されると同時に、明確なAI路線が打ち出されました。
消しゴムマジックなどAIを活用した機能がスマートフォンに導入され、他社もそれに続くなど確かな貢献があった一方で、Pixel 6シリーズは主に発熱の面(モデムの接続不良問題や指紋認証の精度問題も)で世界中で多くのユーザーから批判されました。
この発熱問題についてGoogleが事前に知っていたものの、ユーザーに注意喚起することなく販売したとして集団訴訟を起こされたようです。
Law360はPixel 6 Proに熱すぎて持てなくなるほどの発熱を引き起こす欠陥があり、不具合を訴えて交換された複数の端末においても発熱異常があったとしてJennifer HyattがGoogleを相手取って集団訴訟を提起したことを伝えています。
原告は発熱の欠陥が端末固有など偶然ではなく、Googleが発売前に欠陥を認識していたにも関わらず、ユーザーに注意喚起することなく販売したと主張。Googleが消費者に対して発熱問題を消費者に知らせる広告を作るよう要求されるべきであり、さらにスマートフォンをリコールして返金することを求めています。
これを伝えたAndroid Authorityは提訴は集団訴訟の初期段階に過ぎず、提訴の次の段階に進めない可能性もあるとしていますが、昨年12月にはPixel 6 Proの冷却部品が焼けこげたとの報告もあるなど、発熱の被害を訴える人は他にもいることは確かです。
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