6月25日、Appleが2019年秋の正式配信を予定している「iOS 13」と「iPadOS」のパブリックベータ版の配信を開始しました。
現在、開発者向けに提供されている通常のベータ版は年額11,800円を支払ってデベロッパープログラムに登録する必要がありますが、主に品質向上を目的としたパブリックベータ版は誰でも無料でインストールできます。
目次
- パブリックベータ版の対応機種
- iPhone/iPad/iPod touchをバックアップする
- Apple Beta Software Programに登録する
- プロファイルのインストール
- iOS 13 パブリックベータ版をインストール
- パブリックベータ版の情報をシェアするのは禁止されてる
パブリックベータ版の対応機種
パブリックベータ版のiOS 13/iPadOSをインストールできるiPhone、iPad、iPod touchは以下のとおり。
- iPhone SE
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPod touch(第7世代)
- 12.9インチiPad Pro
- 11インチiPad Pro
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad(第6世代)
- iPad(第5世代)
- iPad mini(第5世代)
- iPad mini 4
- iPad Air(第3世代)
- iPad Air 2
普段使ってないiPhone/iPad/iPod touchにインストールを
普段の生活や仕事で使用しているiPhone/iPad/iPod touchにパブリックベータ版をインストールすることはオススメできません。あくまでもパブリックベータ版のため、動作はかなり不安定でデバイスが強制終了したり、アプリやシステムがまともに動作しなくなるのが普通な上、元に戻したくてもすぐに戻せません。
特にゲームアプリはまったく動かなくなる可能性があるので注意が必要。
可能であればパブリックベータ版をインストールする専用のデバイスを用意するのがオススメ。昔使っていたiPhoneや安く販売されているiPod touchを利用しましょう。
iPhone/iPad/iPod touchをバックアップする
前述したとおり開発途中のパブリックベータ版には多くの不具合が含まれているため、システムやアプリが強制終了したり、標準アプリやサードパーティ製のアプリが正常に動作しないことがほとんどです。
不具合が多いことを理由にパブリックベータ版から正式版に戻す際にはデバイスが初期化されます。元の状態に戻すにはバックアップが必要になることもあるため、パブリックベータ版をインストールする前に必ずバックアップを取っておきましょう。
バックアップの方法は以下の記事で詳しく解説しています。
Apple Beta Software Programに登録する
- 1. Apple Beta Software Programにアクセス
- 2. 「登録」ボタンをタップ
- 3. Apple IDにサインインする
- 4. “はじめよう”の「お使いのiOSデバイスを登録」をタップ
- 5. 「プロファイルをダウンロード」をタップ
- 6. “このWebサイトは構成プロファイルをダウンロードしようとしています。許可しますか?”が表示されたら「許可」をタップ
- 7. プロファイルのダウンロードが完了したら「閉じる」をタップ
プロファイルのインストール
- 1. 設定画面を起動して「プロファイルがダウンロードされました」をタップ
- 2. 画面右上の「インストール」をタップ
- 3. パスコードを入力
- 4. 利用規約に承諾して画面右上の「インストール」をタップ
- 5. さらに「インストール」を選択
- 6. “再起動が必要です”のメッセージが表示されたら「再起動」を選択
iOS 13/iPadOS パブリックベータ版をインストール
- 1. デバイスが再起動したら設定画面を起動して「一般」に進む
- 2. 「ソフトウェア・アップデート」に進む
- 3. 「ダウンロードとインストール」をタップするとiOS 13パブリックベータ版の導入がスタートする
パブリックベータ版の情報をシェアするのは禁止されてる
パブリックベータ版のスクリーンショットやパブリックベータ版を使用したことで得られる情報は機密情報として管理されます。Appleが技術情報を公開した場合を除いて他人に共有することは禁止されているので注意しましょう。
はい、パブリック・ベータ・ソフトウェアは Apple の機密情報です。そのため、自分が直接管理していないシステムやほかのユーザと共有しているシステムにパブリック・ベータ・ソフトウェアをインストールすることや、スクリーンショットを公開または投稿すること、パブリック・ベータ・ソフトウェアに関する情報を Twitter などのサービスで公開すること、Apple Beta Software Program の参加者以外の人にパブリック・ベータ・ソフトウェアの話をしたりその画面を見せたりすることなどは禁止されます。ただし、Apple がパブリック・ベータ・ソフトウェアに関する技術情報を公開した場合、その情報は機密扱いではなくなります。