Appleが日本時間6月7日に開催した開発者向けのイベントWWDC2022にて、多数の新機能追加と変更を行うメジャーアップデート「iOS 16」を発表しました。
正式配信は2022年秋を予定しており、一般ユーザー向けに公開されるパブリックベータ版は7月に公開される予定です。すでに開発者向けにはベータ版が公開されています。
この記事では、ベータ版の「iOS 16」をiPhoneにインストールおよびダウンロードする方法を画像付きで詳しく紹介します。iOS 16の新機能と変更点はまとめた記事はこちらからどうぞ。
目次
iOS 16の対応機種
2019年配信のiOS 13にて、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusがアップデート対象外になったのを最後に、すべてのiPhoneを最新バージョンまでアップデートすることができます。
約7年前に発売されたiPhone 6s、iPhone 6s PlusさえもiOS 15にアップデートできるなど、Androidに比べると驚異的な長さです。
残念ながらiOS 16では、iPhone SE、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、販売終了となったiPod touch(第7世代)の6機種がiOS 16のアップデート対象機種から外れることになりました。
iOS 16にアップデートが可能な機種は以下のとおりです。
iOS 16の対応機種 |
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iPhone 14 / iPhone 14 Plus / iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max |
iPhone 13 / iPhone 13 mini / iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max |
iPhone 12 / iPhone 12 mini / iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Max |
iPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max |
iPhone XR / iPhone XS / iPhone XS Max |
iPhone X / iPhone 8 / iPhone 8 Plus |
iPhone SE(第2世代) |
ベータ版iOS 16のインストール手順まとめ
ベータ版のiOS 16をインストールするには、年額12,980円のデベロッパープログラム「Apple Developer Program」に登録した後、同プログラムのサイトからプロファイルをダウンロードする必要があります。
MacなどPCがある場合はリストアイメージを使ってインストールすることも可能。プロファイルを利用するよりも手間がかかりますが、より早くベータ版を導入できます。
なお、ベータ版から正常版に戻す際は、iPhoneが初期化されるため、必ずiPhoneのバックアップを取っておきましょう。バックアップ方法は以下の記事で詳しく解説しています。
Appleデベロッパープログラムに登録
ベータ版のiOS 16を利用するには、年額12,980円のデベロッパープログラム「Apple Developer Program」に登録する必要があります。
実際にアプリを開発するデベロッパーでなくても同プログラムに登録することで、開発者としてベータ版の「iOS 16」をダウンロードできます。
プロファイルで手軽にiOS 16をダウンロード
リストアイメージでiOS 16をダウンロード
PCがある場合は、リストアイメージを使ってiOS 16 ベータ版をインストールできます。事前にXcode 14 ベータ版のインストールも必要です。
デベロッパーモードをオンにする
AppleはiOS 16 ベータ版をダウンロードしたデバイスでアプリをテストする前に、アプリ開発に必要な機能を利用できる「デベロッパーモード」をオンにすることを推奨しています。開発者の方は忘れずオンにしておきましょう。
- デベロッパーモードをオンにする
- iPhoneの設定画面を起動する
- 「プライバシーとセキュリティ」に進む
- 画面を一番下にスクロールして「デベロッパーモード」を選択
- 「デベロッパーモード」のスイッチをオンにする
- 「Restart」を選択すると、iPhoneが再起動してデベロッパーモードがオンになります