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iOS 10の新機能まとめ、史上最大のアップデートで今秋登場

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Yusuke Sakakura更新日:2019/04/24 20:07
iOS 10の新機能まとめ、史上最大のアップデートで今秋登場

アップルが、iPhone・iPad・iPod touch向けの次期OS「iOS 10」を先行発表しました。

史上最大のアップデートとして2016年秋に登場する「iOS 10」の新機能・変更点を紹介します。

1.ユーザーエクスペリエンスの大幅改善

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iOS 10では、デザインが刷新されたロック画面、リッチな通知、素早いアプリ間の連携、3D Touchの強化など、全体的なユーザーエクスペリエンスの改善に注力されます。

iPhoneを持ち上げると、ロック画面を表示

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これまでロック画面で通知を確認するにはTouch IDまたはホームボタンを押す必要がありました。また、Touch IDが高速化されたことで、ロック画面で通知を確認したいだけなのに、ロックが解除されてしまうということが多々ありましたが、iOS 10では端末を持ち上げるだけでロック画面が表示されます。

通知に新デザイン導入。3D Touch対応でより便利に

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ロック画面に表示される通知は新しいカードデザインが導入されたことで、視認性が大幅に改善しています。

さらに、通知が3D Touchに対応したことも大きな進化ポイントで、ロック画面で通知を深くプレスすると、カレンダーの予定をすぐに確認することができます。

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メッセージアプリの通知を深くプレスすると、会話の履歴とキーボードが表示されてそのまま返信することも可能です。

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ロック画面の3D Touch対応はサードパーティ製のアプリにも解放されます。例えばUBERの通知を深くプレスすると、ドライバーの現在地を確認したり、ドライバーにメッセージを送信することができます。

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ロック画面の操作性が大幅変更

ロック画面はデザインの変更だけでなく、操作性も大幅に変更されます。

見逃した通知や昨日届いた最新ではない通知を確認するには、ロック画面で下方向にスワイプすると、リスト形式で確認することが可能です。

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ここでも3D Touchを使って「×」アイコンを深くプレスすると、通知を全てクリアすることができます。

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ロック画面で上方向に向かってスワイプすると、デザインが刷新されたコントロールセンターが表示されます。

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コントロールセンターを左にスワイプすると、ミュージックアプリのコントロールパネルに切り替えて、音楽を再生するなどの操作が可能です。

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これまでのiOSでは、ロック画面で上方向にスワイプすると、カメラが起動できましたが、iOS 10ではコントロールセンターの起動に変更されました。では、カメラはどう起動するのかというと、ロック画面で左にスワイプします。

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ロック画面で右にスワイプすると、通知センターのウィジェットが新たに表示されます。

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ロック画面での右スワイプはパスコードの入力に割当てられていましたが、iOS 10ではホームボタンをクリックするとパスコードが入力できるようです。

3D Touchの大幅な機能拡張

3D Touchの大幅な拡張はロック画面だけではなく、ホーム画面にも適用されます。

これまでは特定の画面や機能にショートカットできる「クイック起動」のみ利用できましたが、メールアプリやアクティビティアプリでは、ウィジェット形式で詳細な情報を確認することが可能。

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3D Touchの機能拡張はサードパーティに解放され、ESPNのアプリではNBAファイナルの試合結果を確認できます。

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なお、ウィジェットの本機能ではアプリを起動せずに試合内容のハイライト動画を視聴することが可能です。

2.Siriがサードパーティアプリに解放

iOS 10ではSiriがサードパーティに解放されます。例えば、Siriに「WeChatでナンシーに5分遅れると送って」と伝えると、SiriがWeChatを使ってナンシーにメッセージを送信してくれます。

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「5分遅れる」の伝え方は人によって様々です。例えば、「5分遅れるとナンシーにWeChatで送って」「ナンシーに5分遅れるとWeChatで送って」など全て意味は同じですが、文法は違います。

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ただ、Siriは文法の違いも理解した上でメッセージを送ってくれるため、文法を気にする必要はないようです。

WeChatのほかにSlack、WhatsAppなどのメッセージアプリも対応するほか、UBERなどのタクシーアプリでは乗車予約、Pinterestなどの写真アプリではSiriを使った写真検索、Runtastic、Runkeeperなどのワークアウトアプリでは、Siriを使ってワークアウト開始することができます。

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さらに、Siriを使った決済や、VoIP通話も可能になります。

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3.予測変換機能「Quick Type」がSiriを取り込み、変換精度・機能を大幅向上

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日本語入力に対応していないことからあまり馴染みのないQuick Typeも進化します。

Quick TypeはiOSの標準キーボードの予測変換機能ですが、iOS 10では、Siriに対応。人工知能によって長い文章でも精度の高い予測変換機能が提供されます。

また、iMessgeで「今どこにいるの?」と聞かれると、予測変換バーに「Current Location」が表示されて、タップするとGPSを基にした現在地情報がiMessageに埋め込みことができます。

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「ジョンのメールアドレスを知らない?」と聞かれた場合はiPhoneに登録した連絡先を基にした連絡先が予測変換バーに表示されます。

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iMessageでは日付をタップするとカレンダーが起動して、スケジュールを登録できますが、iOS 10では会話のやり取りから場所や時間などを抽出して自動で入力することで、スケジュール登録がよりカンタンになります。

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このほかにもキーボードの言語を切り替えることなく異なる言語を2言語まで入力できるマルチリンガルタイピングなどをサポートします。

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4.写真アプリの検索機能がより便利に、新機能「Memories」の追加も

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写真アプリでは、過去に撮影した膨大な写真や動画の中から特定の写真をカンタンに探せる機能が多数追加されます。

一つ目は撮影した写真が地図上にマッピングされる新機能で、旅行などで撮影した写真をカンタンに見つけることができそうです。

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写真に写った顔を認識して、人物ごとにまとめてくれる顔認識機能や、撮影した場所を認識してまとめてくれる新機能も提供されます。

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新機能のMemoriesは、人・場所・日時などの情報をもとに写真と動画をまとめて、音楽を付けた上で新しいハイライト動画を自動で作成してくれます。ハイライト動画の時間はショート・ミディアム・ロングから選択することができ、音楽も様々なテーマから選ぶことも可能。

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なお、Memoriesは写真アプリのタブバーに追加されることで素早くアクセスできます。

5.ナビ機能を強化、デザインも刷新されるマップアプリ

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iOS 10でマップアプリのデザインが刷新されます。

機能面では、スケジュールから次に移動するべき場所を提案してくれたり、レストランを検索すると、イタリアンやシーフードなどの細かいカテゴリでフィルタリングが可能になります。

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ナビ機能も強化されます。リアルタイムな渋滞情報を表示したり、ダイナミックビューで行き先をわかりやすく表示してくれます。

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目的地に行くまでにガソリンスタンドなどに立ち寄りたい場合は、上方向にスワイプすると表示されるクイックコントロールを利用するとカンタンに素早くナビ指定ができます。

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マップの機能もサードパーティに解放されます。店舗予約アプリのOpentableではマップから時間などを指定してレストランを予約できるほか、UBERではタクシーの配車を依頼することもできます。

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6.歌詞表示に対応、デザイン刷新のミュージックアプリ

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ミュージックアプリも「明快さ」と「シンプルさ」をテーマに、大幅なデザイン変更が実施されます。

機能面では、待望の歌詞表示に対応しました。これはApple Musicで視聴する楽曲に限られるのか、iTunesで購入した楽曲にも提供されるのかは不明です。

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どれだけの楽曲が歌詞表示に対応しているの気になるところですが、事前情報によるとサービス開始後に全ての楽曲で利用できるわけではないとのことでした。

昨年の発表時点では、ソーシャル機能の「Connect」が大きな役割を果たしていましたが、タブバーから削除されてBrowseタブに内包される形になりました。

7.定期購読機能を提供、デザインも刷新のNewsアプリ

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Newsアプリもデザインが刷新されます。

機能面では定期購読オプションが用意されるほか、速報記事の通知機能を利用することができます。

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なお、現時点でNewsアプリは日本では利用できず、今回のWWDCでも対応国の拡大発表はありませんでした。

8.HomeKit

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家電をカンタンかつ安全に自動化できるHomeKitを利用した製品が多数のメーカーから発売されていますが、メーカーまたは製品ごとに専用アプリが必要でしたが、すべての対応製品を一つのアプリで操作できるHomeアプリが発表されました。

HomeアプリからHomeKitに対応した製品を操作することが可能。例えば、おやすみボタンを押して照明を落としたり、Siriに「おはよう」と話しかけると照明をつけることもできます。

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Homeアプリの役割はリモコン機能だけではなく、HomeKitに対応したカメラに来客が映ると、iPhoneに通知がきて来客がきたことを知らせてくれるだけでなく、遠隔でドアを解除することもできます。

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9.通話アプリ

通話アプリにも複数の新機能が追加されます。

iPhoneには、留守番電話サービスで預かった伝言メッセージをiPhoneに自動でダウンロードするボイスメール機能が搭載されています。このボイスメールをテキストに自動変換する機能が追加されます。

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発信元がわからない番号から電話がかかってきた場合は、迷惑電話かどうかを判断して通知してくれます。

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また、VoIP APIに対応したLINEやFacebook Messenger、ハングアウト、スカイプなどのサード・パーティアプリに着信があると、標準の通話アプリのようなロック画面表示の通知が利用できるほか、

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さらに、連絡先にはサードパーティ製の専用アイコンが追加されるので、カンタンに無料通話を使って通話することができます。

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10.メッセージアプリ

メッセージアプリも大きく進化します。

現在はメッセージアプリでリンクを送信すると、無機質なテキストリンクが表示されるだけですが、iOS 10では画像付きのリッチなプレビューが表示されます。

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さらに、YouTubeなどのビデオリンクを送信すると、メッセージ内で動画が自動再生されます。

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絵文字を3倍まで巨大化して送信したり、テキストを入力したあと、ハイライトされたキーワードをタップするだけでカンタンに絵文字に後変換できる機能も追加されます。

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シンプルなテキストメッセージでも感情表現が伝わるように吹き出しにバブルエフェクトが追加されます。バブルエフェクトは相手がメッセージを受け取ると、吹き出しが飛び出て嬉しさを表現したり、申し訳なさそうなアニメーションで悲しさを表現するというもの。

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絵文字や顔文字を使うのが苦手でテキストメッセージがほとんどだけど、意図が伝わらなくて困っている人には嬉しい機能になりそうです。

さらに、メッセージの内容や写真を透明のインクでぼやかして送信して、メッセージを受け取った側がスワイプすると内容が表示される「Invisible Ink」や、手書きのメッセージとアニメーションを表示できる「Handwritten messages」、手書きの絵をアニメーションと一緒に送信できる「Digital Touch」、テキストと共に全画面にアニメーションを表示する「Full-screen effects」など、新しいメッセージの表現方法がいくつも追加されます。

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テキストのInvisible Ink
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写真のInvisible Ink
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左:Handwritten messages、右:Full-screen effects

また、メッセージのやりとりしていると、返答や、やりとりの終わりに困ることがありますが、相手の吹き出しにいいねやハートなど6種類の小さなアイコンで反応できる「Tapback」も利用できます。

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メッセージアプリはサードパーティにも解放され、LINEのスタンプのようなステッカー機能を使ってやりとりすることもできます。

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このほかにも、メモアプリを共有して共同編集できる「Note Collaboration」、メールアプリを会話形式で表示できる「Conversation View」、Live Photosの編集機能、iPadで利用できる分割表示機能「Split View」のSafari対応など、多数の機能が追加されたiOS史上最大のアップデートとして今秋登場します。

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「Split View」がSafariに対応。複数のサイトを同時に閲覧可能に

なお、開発者にはプレビューベータ版の提供が開始されており、パブリックベータ版は7月に提供される予定です。

iOS 10の対応機種一覧


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