10月26日の発売日を前に、iPad(第10世代)とM2 iPad Proの先行レビュー記事が公開されています。
M2チップを搭載したiPad Proが小幅な進化になった一方で、カラフルなフラットエッジのボディにUSB-Cを搭載するなど、iPad(第10世代)は大きく進化しました。
発表直後には、Lightning端子またはアダプタを使ってペアリングと充電が必要な第1世代のApple Pencil対応という変な仕様が話題になりましたが、今回の先行レビューにて、USB-C端子の転送速度がUSB 2.0と同じであることがわかりました。
iPad Air(第5世代)との差別化を図るためにあらゆる手を尽くしているようにも見えます。
USB-C端子で充電やアクセサリの負担軽減。転送速度は変わらず
The Vergeが公開したレビューによると、iPad(第10世代)のUSB-C端子のデータ転送速度はUSB 2.0と同じで、外部ディスプレイのサポートも最大4K/30Hzまたは1080p/60Hzに限定されているとのこと。
The USB-C port makes charging and attaching accessories like USB hubs much more convenient than before, though it is limited to USB 2.0 data speeds and 4K 30Hz (or 1080p 60Hz) external displays.
- 引用元
- The Verge
AppleはLightning端子の転送速度を公表していませんが、USB 2.0と同じ最大480Mbpsであることが確認されています。
つまり、USB-C端子になったことで、充電やUSBアクセサリを使用する際の負担が減る一方で、データの転送速度については変わらないということです。
これまでUSB-Cに移行したiPadでは、昨年発売されたiPad mini(第6世代)は、転送速度が最大5Gb/s、最大4K/30Hzの外部ディスプレイをサポートするUSB 3.1 Gen 1のType-C端子を搭載。
今年発売されたiPad Air(第5世代)には、転送速度が最大10Gb/s、最大6K/60Hzの外部ディスプレイをサポートするUSB 3.1 Gen 2のType-C端子が搭載されています。
iPad(第10世代)は、USB-C端子を搭載したiPadとして唯一、USB 3.0ではないモデルになりました。ただ、The Vergeは、iPad(第10世代)のターゲット層からして、USB 2.0でもあまり問題にはならないだろうとしています。
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