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違いは何?iPhone 15 とiPhone 15 Proを比較

bio
Yusuke Sakakura更新日:2024/01/08 17:30
違いは何?iPhone 15 とiPhone 15 Proを比較

AppleがiPhone 14とiPhone 14 Proの後継機種として「iPhone 15」と「iPhone 15 Pro」を発売しました。2機種とも2023年9月22日(金)から発売されています。

iPhone 15は124,800円から、iPhone 15 Proは159,800円から購入できます。両機種には共通点も多いため、予算を考慮して安いモデルを選ぶのか、より高いお金を出して優れた上位モデルのProを選択するのか頭を悩ませている人も多いはず。

そこでこの記事では最適なiPhoneを選ぶために必要な「iPhone 15」と「iPhone 15 Pro」の違いをまとめて比較しています。ぜひ購入の参考にしてください。

目次

「iPhone 15」と「iPhone 15 Pro」の違いを比較

iPhone 15iPhone 15 Pro
デザイン

iPhone 15

iPhone 15 Pro

素材・形状
  • セラミックシールド
  • カラーインフューズドガラス
  • 航空宇宙産業レベルのアルミニウム
  • わずかにカーブした形状
  • セラミックシールド
  • テクスチャードマットガラス
  • わずかにカーブした形状
カラー ピンクイエローグリーンブルーブラック ブルーチタニウムホワイトチタニウムナチュラルチタニウムブラックチタニウム
アクションボタン X
価格と容量
  • 128GB:124,800円
  • 256GB:139,800円
  • 512GB:169,800円
  • 1TB
  • 128GB:159,800円
  • 256GB:174,800円
  • 512GB:204,800円
  • 1TB:234,800円
大きさ
  • 高さ:147.6 mm
  • 幅:71.6 mm
  • 厚さ:7.80 mm
  • 高さ:146.6 mm
  • 幅:70.6 mm
  • 厚さ:8.25 mm
重さ 171 g 187 g
ディスプレイ
  • Super Retina XDR
  • 通常幅のベゼル
  • 6.1インチ有機EL
  • ダイナミックアイランド
  • 1,179 x 2,556ピクセル
  • 460ppi
  • コントラスト比 2,000,000:1
  • リフレッシュレート60Hz
  • アスペクト比 19.5:9
  • HDRディスプレイ
  • ProMotionテクノロジー
  • 常時表示ディスプレイ
  • True Tone
  • 広色域(P3)
  • 触覚タッチ
  • 耐指紋性撥油コーティング
  • 複数言語と文字の同時表示
  • 画面の明るさ
    • 標準:1,000ニト
    • HDR:1,600ニト
    • ピーク:2,000ニト
  • Super Retina XDR
  • 6.1インチ 有機EL
  • ダイナミックアイランド
  • 1,179 x 2,556ピクセル
  • 460ppi
  • コントラスト比 2,000,000:1
  • アスペクト比 19.5:9
  • HDRディスプレイ
  • True Tone
  • 広色域(P3)
  • 触覚タッチ
  • 耐指紋性撥油コーティング
  • 複数言語と文字の同時表示
  • 画面の明るさ
    • 標準:1,000ニト
    • HDR:1,600ニト
    • ピーク:2,000ニト
メインカメラ
  • 先進的なデュアルカメラシステム
  • 48MP 広角レンズ
    • 絞り値 ƒ/1.6
    • ピクセル幅 ??
    • センサーサイズ ??
    • 第1世代センサーシフト式光学手ぶれ補正
    • 24MP撮影
    • デュアルピクセルPDAF
    • 7枚構成のレンズ
  • 12MP 超広角レンズ
    • 絞り値 ƒ/2.4
    • 視野角 120°
    • 5枚構成のレンズ
    • レンズ補正
  • 機能
    • SCレンズカバー
    • True Toneフラッシュ
    • LiDARスキャナー
  • Proのカメラシステム
  • 48MP 広角レンズ
    • 絞り値 ƒ/1.78
    • ピクセル幅 1.22μm
    • センサーサイズ 1/1.28インチ
    • 24MP撮影
    • デュアルピクセルPDAF
    • 7枚構成のレンズ
  • 12MP 超広角レンズ
    • 絞り値 ƒ/2.2
    • ピクセル幅 1.4μm
    • 視野角 120°
    • センサーサイズ 1/2.55インチ
    • デュアルピクセルPDAF
    • 6枚構成のレンズ
    • レンズ補正
    • 絞り値 ƒ/2.8
    • センサーサイズ 1/3.5インチ
    • 光学3倍ズーム
    • ペリスコープレンズ
    • 第2世代センサーシフト式光学手ぶれ補正
    • 6枚構成のレンズ
  • 機能
フロントカメラ
  • 12MP
    • 絞り値 ƒ/1.9
    • センサーサイズ 1/3.6インチ
  • 機能
    • フォーカスピクセルAF
    • 6枚構成のレンズ
    • Retina Flash
    • アニ文字とミー文字
    • レンズ補正
  • 12MP
    • 絞り値 ƒ/1.9
    • センサーサイズ 1/3.6インチ
  • 機能
    • フォーカスピクセルAF
    • 6枚構成のレンズ
    • Retina Flash
    • アニ文字とミー文字
    • レンズ補正
写真機能
  • 焦点距離のカスタム
  • Photonic Engine
  • Deep Fusion
  • スマートHDR 5
  • 次世代のポートレート
  • 6つのポートレートライティング
  • ナイトモード
  • LiDARによる夜のポートレート
  • パノラマ(最大63MP)
  • フォトグラフスタイル
  • マクロ写真撮影
  • Apple ProRAW
  • 広色域キャプチャ
  • 高度な赤目修正
  • 自動手ぶれ補正
  • バーストモード
  • 写真へのジオタグ添付
  • 最大10倍のデジタルズーム
  • 光学相当2倍ズーム
  • 写真形式
    • HEIF
    • JPEG
    • DNG
動画機能
  • メインカメラ
    • 4K:24,25,30,60fps
    • 1080p:25,30,60fps
    • 720p:30fps
  • フロントカメラ
    • 4K:24,25,30,60fps
    • 1080p:25,30,60fps
  • シネマティックモード
    • 最大4K HDR/30fps
  • アクションモード
    • 最大2.8K/60fps
  • ドルビービジョン対応HDR
    • 最大4K/60fps
  • ProResビデオ撮影
    • 非対応
  • 空間ビデオ
  • Logビデオ撮影
  • アカデミーカラーエンコーディング
  • マクロビデオ撮影
  • スローモーション
  • スローモーションビデオ
    • 1080p/120,240fps(背面)
  • 手ぶれ補正タイムラプス
  • ナイトモードのタイムラプス
  • QuickTakeビデオ
  • 光学手ぶれ補正
    • センサーシフト式(広角)
    • デュアル光学式
  • 映画レベルのビデオ手ぶれ補正
    • 4K,1080p,720p
  • 連続オートフォーカスビデオ
  • 4K撮影中に8MP写真撮影
  • 最大6倍のデジタルズーム
  • ステレオ録音
  • オーディオズーム
  • 再生ズーム
  • 動画形式
    • HEVC(H.265)
    • AVC(H.264)
    • ProRes
  • メインカメラ
    • 4K:24,25,30,60fps
    • 1080p:25,30,60fps
    • 720p:30fps
  • フロントカメラ
    • 4K:24,25,30,60fps
    • 1080p:25,30,60fps
  • シネマティックモード
    • 最大4K HDR/30fps
  • アクションモード
    • 最大2.8K/60fps
  • ドルビービジョン対応HDR
    • 最大4K/60fps
    • 最大4K/60fps
  • スローモーション
  • スローモーションビデオ
    • 1080p/120,240fps(背面)
  • 手ぶれ補正タイムラプス
  • ナイトモードのタイムラプス
  • QuickTakeビデオ
  • 光学手ぶれ補正
  • 映画レベルのビデオ手ぶれ補正
    • 4K,1080p,720p
  • 連続オートフォーカスビデオ
  • 4K撮影中に8MP写真撮影
  • ステレオ録音
  • オーディオズーム
  • 再生ズーム
  • 動画形式
    • HEVC(H.265)
    • AVC(H.264)
チップ
  • A16 Bionicチップ
    • 6コアCPU
    • 5コアGPU
    • 16コアNeural Engine
    • 4nm
    • 6コアCPU
    • 6コアGPU
    • 16コアNeural Engine
メモリ 6GB
電池持ち
  • 3,349mAh
  • 動画再生: 最大20時間
  • ストリーミング: 最大16時間
  • 音楽再生: 最大80時間
  • 約30分で最大50%の高速充電
  • 3,274mAh
  • 音楽再生: 最大75時間
  • 約30分で最大50%の高速充電
充電端子 USB-C 2.0(最大480Mbps) USB-C 3(最大10Gbps)
ワイヤレス充電
  • Qi2
  • 最大15WのMagSafe充電
  • 最大7.5WのQi充電
  • Qi2
  • 最大15WのMagSafe充電
  • 最大7.5WのQi充電
5G Sub6 Sub6
SIM
  • デュアルSIM
  • デュアルeSIM
  • nanoSIM
  • eSIM
  • デュアルSIM
  • デュアルeSIM
  • nanoSIM
  • eSIM
Wi-Fi
  • MIMO対応 Wi‑Fi 6
  • 802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.3 5.3
空間認識のための
超広帯域チップ
U2 U2
FeliCa
防水防じん
  • IP68
  • 最大水深6mで最大30分間
  • IP68
  • 最大水深6mで最大30分間
新しい安全機能
  • 衛星通信(日本非対応)
  • 衝突事故検出
  • 衛星通信(日本非対応)
  • 衝突事故検出
セキュリティ
  • Touch ID
  • Face ID
  • Touch ID
  • Face ID
センサー
  • L1 GPS
  • 近接センサー
  • デュアル環境光センサー
  • 高重力加速度センサー
  • HDRジャイロ
  • 気圧計
  • 高精度2周波GPS
  • 近接センサー
  • デュアル環境光センサー
  • 高重力加速度センサー
  • HDRジャイロ
  • 気圧計
同梱物
  • 電源アダプター
  • USB-C充電ケーブル
  • マニュアル
  • SIMツール
  • 電源アダプター
  • USB-C充電ケーブル
  • マニュアル
  • SIMツール
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Apple公式サイトでの購入は楽天ポイントが還元されるAppleギフトカードの利用がおすすめです。

価格と容量

Apple StoreおよびApple公式サイトにおける価格はiPhone 15が124,800円から、iPhone 15 Proが159,800円からです。

全容量差額は35,000円。つまり、35,000円多く出してiPhone 15 Proを購入するか、それよりも安いiPhone 15を購入するか選ぶことになります。

いずれもApple公式サイトの価格。各キャリアの価格は別記事で詳細にまとめています。キャンペーンや下取りなどを含む月額の支払金をサクッと計算できる料金シミュレーターも開発したので、ぜひ利用してください。

容量はiPhone 15が128GB、256GB、512GBの3種類。iPhone 15 Proは128GB、256GB、512GB、1TBから選べます。

ほとんどの人は128GBで十分ですが、写真や動画をたくさん撮る人は256GB以上の容量が必要です。現在使っているiPhoneの容量と使用済みの容量を確認して決めましょう。以下の手順で確認できます。

    iPhoneの使用済み容量を確認する
  1. iPhoneの設定画面を起動
  2. 「一般」に進む
  3. 「iPhoneストレージ」に進む
  4. 使用済みの容量とiPhoneの容量を確認する

デザイン・カラー

iPhone 15とiPhone 15 Proは、どちらもエッジがわずかにカーブした形状の新しいボディで金属製のフレームと、マット仕上げのガラスを組み合わせたデザインを採用しています。

また、昨年発売されたiPhone 14シリーズでは、Proモデル限定で新しい前面デザインのダイナミックアイランドが導入されていましたが、今年はすべての機種に導入されています。

左:iPhone 15、右:iPhone 15 Pro
左:iPhone 15、右:iPhone 15 Pro

金属製のフレームは使用されている素材に違いがあります。航空宇宙産業レベルのアルミニウムを採用するiPhone 15に対して、iPhone 15 Proには初のチタニウム素材が採用されています。

チタニウムは新しい洗練されたブラシ仕上げで、これまでのステンレススチールに比べて指紋が目立たないデザインに改善されています。

iPhone 15のカラーはブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5色。iPhone 15 Proはブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4色から選べます。

iPhone 15ではカラフルなラインナップから好みの色を選択できますが、iPhone 15 Proは暗い雰囲気のカラーばかりがラインナップされています。

iPhone 15:ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク
iPhone 15:ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク
iPhone 15 Pro:ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウム
iPhone 15 Pro:ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウム

大きさと重さ

iPhone 15とiPhone 15 Proの画面サイズはどちらも片手に収まる大きさの6.1インチです。動画やゲームをするのにちょうど良い大きさ。

片手で操作しても画面の約半分に指が届きます。また、簡易アクセス機能を使うと画面が下にスライドするため、指が届きづらい画面上部の通知センターやコントロールセンターも片手で簡単に操作できます。

iPhone 15 Proは新しいチタニウムボディでPro史上最軽量のボディに
iPhone 15 Proは新しいチタニウムボディでPro史上最軽量のボディに

重さはiPhone 15の方が約16gも軽く、長時間操作しても手が疲れにくい軽さ。iPhone 15 Proもチタニウム素材を採用したことによって前作から19gも軽量化されています。

チタニウムは宇宙船で使われるものと同じで、強度重量比が最も高い金属の1つ。高い強度を誇るものは重くなるのが一般的ですが、チタニウムは軽量にも関わらず高い強度を誇ります。これによりiPhone 15 Proは高い耐久性を維持したまま19gも軽量化され、史上最も軽量なProモデルになっています。

iPhone 15とiPhone 15 Proとほぼ同じ重さのiPhone 14とiPhone 11 Proの重さを手に取って比べてみたところ、確かに違いは感じるものの、それほど大きなものではありませんでした。

なお、歴代iPhoneの大きさと重さは以下のとおりです。お使いの機種と比較してみてください。

機種名高さ厚さ重さ
iPhone 15 147.6mm 71.6mm 7.80mm 171 g
iPhone 15 Pro 146.6mm 70.6mm 8.25mm 187 g
iPhone 14 146.7mm 71.5mm 7.80mm 172 g
iPhone 14 Pro 147.5mm 71.5mm 7.85mm 206 g
iPhone 13 146.7mm 71.5mm 7.65mm 173 g
iPhone 13 Pro 146.7mm 71.5mm 7.65mm 203 g
iPhone 12 146.7mm 71.5mm 7.4mm 162 g
iPhone 12 Pro 146.7mm 71.5mm 7.4mm 187 g
iPhone 11 150.9mm 75.7mm 8.3mm 194 g
iPhone 11 Pro 144.0mm 71.4mm 8.1mm 188 g
iPhone XS 143.6mm 70.9mm 7.7mm 177 g

ディスプレイ

どちらも有機ELのSuper Retina XDRディスプレイを搭載しています。

きめの細かさを表す画素密度、表現力に関わるコントラスト比、画質に関わるHDRも同じ。

また、どちらも暖色や寒色など色味の違う照明の下でも同じ見え方に調整するTrueToneディスプレイにも対応しています。

iPhone 15 Proはディスプレイ周りの黒い縁、いわゆるベゼルが極薄化したことによって、わずかに高い没入感で映画やドラマ、ゲームなどを楽しめます。

Proだけのなめらかなディスプレイ

ProMotionに対応したiPhone 15 Proのディスプレイは、なめらかなスクロールやアニメーションを実現する最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しています。

リフレッシュレートは1秒間に画面が書き換わる回数のこと。例えば、120Hzは1秒間に120回画面が書き換わることを意味しています。iPhone 15のリフレッシュレートは常時60Hzなので、iPhone 15 Proのディスプレイは数値上2倍もなめらかということになります。

一般的に画面の書き換え回数が増えると、電池を多く消費することから一般的に電池持ちは悪くなりますが、iPhone 15 ProのProMotionは、ゆっくりスクロールしたときなど、なめらかな画面の動作が必要のない時は書き換え回数を最低1回まで落とすことで、電池の消費量を大きく軽減します。

iPhoneに触れず時間や天気を確認できる「常時表示ディスプレイ」

iPhoneに触れず時間や天気を確認できる「常時表示ディスプレイ」

iPhone 15 Proは常時表示ディスプレイにも対応しています。

これはスリープ状態になってもロック画面の明るさ・トーンを少し暗くして表示を続けることで、電源ボタンを押したり、画面をタップすることなく、iPhoneの画面に目をやるだけで時間や天気を確認できる便利な機能です。

電池持ちが気になるところですが、画面の書き換え回数を最小1回/秒に落としたり、壁紙や通知を非表示にできるオプションによって電池持ちに大きな影響を与えることはありません。

カメラ

iPhone 15とiPhone 15 Proの最も大きな違いはカメラです。

iPhone 15が広角と超広角の2つのレンズを切り替えられるデュアルカメラに対して、iPhone 15 Proはズーム撮影でも画質が劣化しない望遠レンズも追加したトリプルカメラを搭載しています。

以下の表にそれぞれのレンズの違いについてわかりやすくまとめました。

超広角レンズ広角レンズ望遠レンズ
1枚により多くの被写体を収めて広範囲を写せるレンズ。景色をダイナミックに撮影できるため旅行で活躍する被写体や撮影シーンなど選ばずオールマイティに使えるレンズ木の枝に咲いている花など遠くの被写体を撮影できるレンズ。ポートレート撮影でも活躍する

超広角レンズで撮影

広角レンズで撮影

望遠レンズで撮影

48MPのカメラシステム

最も利用する機会の多い広角レンズは、どちらも高画素な48メガピクセルのイメージセンサーを搭載しています。

複数の画素を1つにまとめて扱うピクセルビニングによって何倍も多くの光を捉えることが可能になり、暗い場所で撮影してもノイズ(黒い場所に現れるガサガサの粒子)の少ないクリアな写真が撮れます。

さらに、48メガピクセルの高画素で記録した画像データの中央部分12メガピクセルを切り抜くことで画質の劣化を大幅に抑えた2倍ズームも可能に。

光学3倍ズームはテーブルの上の料理を撮影する時など近すぎて不便なことが多々ありましたが、2倍ズームはそういったシーンでもストレスなく写真を撮影できます。

iPhone 14 Proで光学相当の2倍ズーム
iPhone 14 Proで光学相当の2倍ズーム (フルサイズで表示)

Proだけ。マクロも撮れる超広角レンズ

iPhone 15 Proの超広角レンズで撮影
iPhone 15 Proの超広角レンズで撮影 (フルサイズで表示)

両機種とも景色をダイナミックに撮影したり、狭い部屋でも多くの被写体を1つの画角に収められる超広角レンズを搭載しています。

iPhone 15 Proの超広角レンズはiPhone 15よりも明るく、ノイズの少ないクリアな撮影が可能なレンズを搭載。

また、iPhone 15 Proの超広角レンズのみ被写体に最短2cmまで近づいて撮れるマクロ撮影にも対応しています。

Proだけ。光学3倍の望遠レンズ

iPhone 15 Proの3倍望遠レンズで撮影
iPhone 15 Proの3倍望遠レンズで撮影 (フルサイズで表示)

iPhone 15 Proには、遠くの被写体を画質を落とすことなく撮影できる光学3倍ズームの望遠レンズが搭載されています。

望遠レンズのないiPhone 15は2倍を超えるズームでは画質が劣化するため、より遠くの被写体を撮る機会が多い人はiPhone 15 Proがオススメ。

また、iPhone 15のズーム撮影は写真が最大10倍、動画が最大6倍までですが、iPhone 15 Proは写真が最大15倍、動画が最大9倍までと、より遠くの被写体を撮影できます。

子供の成長記録にも便利なLiDARスキャナ

LiDARスキャナは、最大5メートル先の対象物との距離をナノ秒の超高速で測定できるセンサーです。

サードパーティのアプリを利用することで3次元を記録することも可能。ペットや赤ちゃんなどの発育を記録するときも便利です。

カメラでは店内など暗い場所でも高速かつ正確なオートフォーカスが可能。玉ボケを生み出すナイトモードのポートレート撮影もLiDARスキャナを搭載したiPhone 15 Proだけです。

LiDARスキャナによるオートフォーカスは動画でも有効。子どもやペットなど動き回る被写体を撮影するときでもピントがしっかり合います。

Pro向けのカメラ機能も

iPhone 15 Proはプロ向けの撮影機能にも対応しています。

写真では48MPのApple ProRAW撮影に対応。通常の写真に比べて膨大な画像データを記録することで標準の写真アプリはもちろん、Adobe Lightroomなどの本格的な編集アプリを利用することで通常撮影よりもキレイに色を再現できます。

以下の写真はApple ProRAW撮影してLightroomで編集した写真です。

動画はCMや長編映画、放送フォーマットとして広く使用されているビデオコーデックのProRes撮影にも対応しています。ProResは限りなく忠実に再現される色と低い圧縮率に優れるプロフェッショナル向けの機能です。

より優れた第2世代センサーシフト式の光学手ぶれ補正、Logエンコード、カラーワークフローの世界標準であるACES規格にもPro限定対応。空間コンピュータのApple Vision Proで楽しめる空間をカメラで記録できる空間ビデオ撮影にも対応しています。

性能と電池持ち

A17 Pro

iPhone 15 Proには、Appleいわく“次のレベルのゲーム体験とプロレベルのパフォーマンスをもたらす”最新のA17 Proチップが搭載されています。

業界初の3nmプロセスで製造されたA17 ProのCPUは性能コアが最大10%高速化し、ニューラルエンジンは最大2倍も高速に。

Apple史上最大となる再設計が行われたGPUは最大20%高速化され、リアルな光の反射を表現するレイトレーシングにも対応したことで、iPhone 15が搭載するA16 Bionicのソフトウェアベースのレイトレーシングに比べて4倍も高速です。

劇的に改善された処理性能によって、iPhone 15 Proでは「バイオハザード ヴィレッジ」「バイオハザード RE:4」「Death Stranding」「アサシン クリード ミラージュ」といったスマートフォンではプレイできなかったハイエンドなゲームタイトルもプレイできます。

性能を妥協することなく、高い負荷がかかるゲームやAR、動画編集も快適にこなしたい場合はiPhone 15 Proがオススメ。より長期的なOSアップデートも期待できます。

電池持ちに大きく影響するバッテリー容量はiPhone 15が3,349mAh、iPhone 15 Proはわずかに少ない3,274mAhです。

消費電力は正確に比較はできないものの、iPhone 15のディスプレイが60Hzのリフレッシュレートにしか対応していないことを考えると、消費電力が小さいはず。

結果的に両機種とも寝る前に1回の充電が必要ですが1日は電池が持ちます。競合機種と比較するのであれば、iPhone 15 ProはPixel 8やGalaxy S23を上回るレベルの電池持ちで、さらにiPhone 15は3機種を上回ります。

電池持ちを最優先するのであればiPhone 15を選択しましょう。

充電端子が変わる。Lightningが廃止

充電ケーブルが変わる。Lightningが廃止

両機種とも充電端子がLightningからUSB-Cに変更されています。

これまでのiPhoneに採用されていたLightning端子はApple独自規格のため、他社の製品で利用することは不可能で、iPhoneのためだけに充電ケーブルなどを購入したり、普段持ち歩くアクセサリも多くなっていました。

iPhone 15およびiPhone 15 Proでは、他社製品にも多く採用されているUSB-Cに変更されたことでiPhoneのためだけに充電ケーブルを購入したり、普段持ち歩くケーブルを減らすことができます。

逆にこれまでiPhoneのアクセサリしか使っていなかった人にとっては、ケーブルやイヤホン端子/変換アダプタなどを買い替える必要があるので注意が必要です。

なお、充電時間はパッケージに付属されている充電ケーブルと、別売りの20W以上の電源アダプタを利用することで30分で最大50%まで充電できます。

ワイヤレス充電では、一般的なQi規格の充電器を利用した場合は7.5W出力による充電が可能です。また、次世代のワイヤレス充電規格「Qi2」にも対応しているため、MagSafeと同様にマグネットを活用することで位置ズレを防いで効率的な充電と、最大15W出力による高速充電が可能です。

好きな機能を一発起動のアクションボタン

マナーボタンがアクションボタンに進化
マナーボタンがアクションボタンに進化

これまでのiPhoneの左側面には、ワンタッチでマナーモードに切り替えられるマナースイッチが搭載されていました。

ただ、常にマナーモードにしてる人にとってはいらないボタンであり、Androidでマナースイッチを備えている機種はありません。

イヤホン端子など、いらないと判断したものをすぐに捨ててきたAppleにとっては遅い決断でしたが、iPhone 15 Proではマナースイッチを進化させた新しいアクションボタンを搭載します。

アクションボタンは事前に割り当てた機能を一発で起動できるボタンで、長押しでこれまでどおりマナーモードをオン/オフできるほか、カメラを起動してシャッターボタンを押したり、ボイスメモによる録音を開始したり、ショートカットアプリを使ってお気に入りのアプリを即起動することもできます。

アクションボタンの機能一覧
  • 消音モード(マナーモード)
  • 集中モード
  • カメラ
  • フラッシュライト
  • ボイスメモ
  • 拡大鏡
  • ショートカット
  • アクセシビリティ
  • 翻訳

高精度なGPS

iPhone 15 Proは高精度2周波GPSに対応しています。

iPhone 15のL1 GPSは、高いビルや木々に囲まれた場所において、衛星がブロックされるため現在地を表示できないことがありますが、高精度2周波GPSは、L1 GPSとL5 GPSが利用できるため、高層ビルが立ち並んで迷子になりやすい場所でも最高精度で現在地を特定できます。

登山やスキーなどで山にいるときはもちろん、ビルが立ち並ぶ都心でも効果を発揮します。

U2チップ

iPhone 15シリーズすべてにU2チップが搭載されています。

このチップはAirTagやAirPodsなど、同じチップを搭載したデバイスの位置を正確に特定するのに役立ちます。例えば、AirPodsがソファのクッションの間に挟まっていたり、郵便物の下敷きになっていてもiPhoneの探すアプリを使って探し出すことが可能です。

また、対応する車種ではiPhoneをポケットに入れたまま車に近づくだけでドアを解錠できるデジタル鍵としても利用できます。

これまでのiPhoneに搭載されているU1チップと違い、U2チップはこれまでの3倍の範囲でiPhone同士を接続できるため、iPhone 15では、友達を探す機能を使って自分の位置情報を共有することで、人混みの中でも友達や家族を見つけることが可能になります。

安定した高速通信のWi-Fi 6E

iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro MaxはWi-Fi 6Eに対応しています。

これまでのWi-Fi6との違いは“E”が付くか付かないだけですが、中身は大きな違いがあります。

Wi-Fi 6は2.4GHzと5GHz帯に対応するのに対して、Wi-Fi 6Eは新たに6GHz帯で通信できるため、電波干渉を避けて通信が安定し、混雑しにくいため快適に利用できます。

なお、Wi-Fi 6Eを利用するには対応ルーターが必要です。

まとめ:iPhone 15とiPhone 15 Proの選び方

iPhone 15 Proは、Pro史上最軽量となる新しいチタニウム素材のボディ、より長いOSアップデートが期待できる高性能なA17 Proチップ、お気に入りのショートカット起動できるアクションボタン、極薄ベゼルで見た目が良く幅狭で持ちやすいサイズ感、7本つの焦点距離を自由に操れるProレベルのトリプルカメラ、なめらかに映像が流れるProMotionディスプレイ、便利な常時表示ディスプレイ、最大10Gbpsの高速なデータ転送が可能なUSB-Cを搭載しています。

さらに、高精度なGPS、安定した通信が可能なWi-Fi 6E、より長い電池持ちのメリットがあります。

こういったPro向けの機能に興味がなく、表現力が高い有機ELディスプレイにかゆいところに手が届くダイナミックアイランド、エッジがカーブしたボディデザイン、同じ48MPのメインカメラ、MagSafeのワイヤレス充電機、USB-C端子などProとの共通点で満足できる人にとっては35,000円も安いiPhone 15を選ぶ方が最適な選択になるはず。

さらに安いiPhone 14の購入も検討しているのであれば、こちらの記事でiPhone 15とiPhone 14の違いを徹底比較しているのでぜひチェックしてください。

iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro¥ 159,800画面サイズは6.1インチ。新素材チタニウムを採用したことでPro史上最軽量の187gに。マナースイッチが進化した新しいアクションボタンでお気に入りの機能に一発アクセスできます。大型センサーを搭載した48MPのカメラはまさにプロ仕様。使い勝手の良い光学相当の2倍ズームに加えて、ポートレートに最適な光学3倍ズームも。最新チップ搭載でPCレベルのゲームもプレイ可能、長期のOSアップデートも期待できますレビュー記事を読む
iPhone 15
iPhone 15¥ 124,8006.1インチの有機ELディスプレイに新しい前面デザインのダイナミックアイランドを導入しました。見た目の変化だけでなく利便性が向上。電池残量低下の警告画面のお知らせが控えめになり、タイマーアプリから離れても残り時間を常時表示。カメラは12MPから48MPに向上したことで使い勝手の良い光学相当の2倍ズームに対応。高画素ならではのピクセルビニングによって画質も向上しました。
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