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iPhoneの強制リセットによるメモリクリアはApple非推奨、無反応時の「最後の手段」として案内

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Yusuke Sakakura更新日:2021/06/23 2:12
iPhoneの強制リセットによるメモリクリアはApple非推奨、無反応時の「最後の手段」として案内

iPhone 6s / 6s Plusでようやくメモリ(RAM)の容量が2GBになり、ストレスを感じない動作を実現しました。ただ、それ以前の機種については、ひと世代前のiPhone 6 / 6 Plusでさえも動作のもたつきを感じます。

RAMの容量低下が原因とした解決方法としてiPhoneの強制リセットがよく案内されていますが、アップルは強制リセットによるメモリクリア等を推奨していません。

メモリクリアではなくiPhoneの強制再起動。アップルは“最後の手段”と案内

iPhoneを強制リセット(強制再起動)する方法は、Appleのロゴが表示されるまで電源ボタン/スリープボタンとホームボタンを同時に押し続けるというもの。

これは「iPhone、iPad、または iPod touch の再起動」というページで案内されている方法ですが、“反応しなくなった場合に限り、最後の手段として”という前置きのあとに紹介されています。

iPhone、iPad、または iPod touch が反応しなくなった場合に限り、最後の手段として、強制再起動をお試しください。 デバイスを強制的に再起動する場合は、スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンを同時に、Apple ロゴが表示されるまで 10 秒以上押し続けます。

引用元:iPhone、iPad、または iPod touch の再起動 – Apple サポート

結果としてメモリをクリアすることはできますが、iPhoneが反応しなくなった場合に用途が限られていることや最後の手段とまでされているのでメモリクリア目的には利用しない方が良いでしょう。

メモリクリアはアプリケーションの強制終了がベター

最近話題になったメモリをクリアする方法として「スライドで電源オフ」が表示されるまで電源ボタンを長押したあと、電源ボタンから指を離し、ホーム画面に戻るまでホームボタンを長押しするという方法もあります。これは過去にアプリケーションのみを強制終了できる方法として紹介されていました。

iPhoneの強制リセットによるメモリクリアはApple非推奨「最後の手段」として案内

アプリを強制終了してメモリをクリアする方法
拡散元になったTwitterの投稿

現在はタスクメニューからサムネイルを上にスワイプすることでアプリを強制終了する方法が案内されています。それと同じ効果がありますが、フォア状態のアプリはもちろん、バックグラウンドのアプリが保有しているメモリもまとめてクリアできるため、手っ取り早く利用することができます。

注意点としては、バックグラウンド状態のアプリが保有しているメモリまでクリアされてしまうため、例えばゲームアプリなど進行途中の状態もクリアされ、セーブポイントからやり直しになるため注意が必要です。

メモリクリアには短期的な効果しかない

前述した方法はあくまでもiPhoneの強制リセットするための方法です。アップルみずから反応しなくなった時の最後の手段として案内しているため、メモリクリアを目的に利用しないようにしましょう。

後述した方法では、効果的にメモリをクリアすることができますが、アプリを3つ〜4つ起動すると同じ状態にまで戻ってしまいます。メモリクリアには短期的な効果しかありません。

メモリ不足を根本から改善するには容量が潤沢なモデルに買い換えるしかないと思います。iPhoneに搭載されているメモリ容量は以下のとおりです。

iPhone/3GiPhone 3GSiPhone 4/4siPhone 5/5s/5c/6/6 PlusiPhone 6s/6s Plus
128MB256MB512MB1GB2GB
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