東京都内のコンビニでiTunesカード2万円分を不正チャージしたとして詐欺の疑いで高校生二人が逮捕されました。
iTunesカードなどのプリペイドカードは不正チャージを防止するために、ロックがかけられており、レジを通すことでロックの解除が可能になります。一体、二人はどういった手口で不正チャージを行ったのでしょうか。
不正使用防止策の穴をつく犯行手口も、証拠が必ず残るずさんな手口
朝日新聞や読売テレビの報道によると、高校生二人のうち一人がiTunesカードをトイレに持ち込んでチャージに必要なコードを盗み見たのち、店外にいるもう一方の少年にコードを何らかの形で連携。
iTunesカードをトイレに持ち込んだ少年がレジに持ち込み、店員がiTunesカードをレジに通したタイミングで、店外にいる少年がiPhoneからチャージを実行。レジに持ち込んだ少年は財布を忘れたことを理由に会計をせずに店外に出たようです。
2人のうち1人が購入を装ってカードをレジに持ち込み、店員に有効化させる。店外にいるもう1人がそのタイミングを見計らって、スマホを操作し、カードのチャージ金をだまし取っていたという。レジに持ち込んだ1人は「財布を忘れた」と言って支払いをせずに店外へ出ていた。
引用元:iTunesカードのチャージ金詐取の疑い 高校生2人:朝日新聞デジタル
二人が犯行を行ったのは昨年9月。東京都内のコンビニでは同じ手口で不正チャージされた犯行が複数起きており、被害額は7万円ほどになるとのこと。少年二人は中学の友達に犯行方法を教えてもらったと供述しており、少年ら仲間の間でこの手法が広まっている可能性があります。
都内のコンビニでは、同様の犯行を防ぐために店頭にプリペイドカードを並べない店舗も出てきているようです。
プリペイドカードの不正使用の穴をついた犯行手口ですが、不正チャージに利用されたiTunesカードとコードはコンビニ側に残るわけで、アップル側にコードが利用されたアカウントを問い合わせれば、犯行を行った人物を特定することが可能です。