Appleが今年秋に正式公開するmacOS Sequoiaでは、別の部屋やカバンの中に入っているiPhoneをリモートで操作できる魅力的な機能「iPhoneミラーリング」が追加されます。
これまではMacとiPhoneを有線で接続し、QuickTimeを使ってMacにiPhoneの画面を表示する必要がありましたが、iPhoneミラーリングではワイヤレスでできるほか、Macのマウスやトラックパッドを使って操作することもできる強力な機能です。
別の部屋にあるiPhoneを完全ワイヤレスでリモート操作
iPhoneミラーリングはmacOS Sequoiaのドックに表示されるiPhoneミラーリングをクリックして起動します。
iPhoneに届いた通知はMacにも届き、通知をクリックすると、iPhoneミラーリングにも反映されてアプリが表示されます。
つまり、iPhoneミラーリングを利用すれば、リビングにiPhoneを置き忘れたとしても自分の部屋からMacを使ってiPhoneを操作できるというわけです。
どれぐらい離れていれば有効なのか気になるところ。後述しますが、BluetoothとWi-Fiの利用が必須となっていて、iPhoneとMacを近くに置く必要があることからBluetoothやWi-Fiが届く範囲ということが予想されます。
気になるのはミラーリング中のiPhoneの状態ですが、ロックされたままなので安心とのこと。
連携機能も優れていて充電中にiPhoneを横に向けると起動するスタンバイともシームレスに連携。スタンバイ表示のままMacでミラーリングを操作することも可能です。
Mac上にあるファイルや写真、動画をアプリ間でドラッグ&ドロップできるなど、簡単にデバイス間のファイル連携ができます。
macOS Sequoiaの対応モデルは、2019年以降のiMac、2017年以降のiMac Pro、2022年発売のMac Studio、2020年以降のMacBook Air、2018年以降のMac mini、2018年以降のMacBook Pro、2019年以降のMac Proです。
また、iPhoneミラーリングの利用には、Appleシリコンを搭載したMacと、T2セキュリティチップを搭載したIntelのMacで利用できると案内されています。
ほかにもiPhoneとMacを2段階認証で同じApple IDにサインインする必要があるほか、iPhoneとMacを近くに置いてBluetoothとWi-Fiをオンにする必要があるとのこと。MacでAirPlayまたはSidecarを利用中はiPhoneミラーリングを利用できません。
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