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Microsoft、無制限プラン廃止など「OneDrive」の容量を大幅縮小――変更内容、対応方法まとめ

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2015/11/05 21:15
Microsoft、無制限プラン廃止など「OneDrive」の容量を大幅縮小――変更内容、対応方法まとめ

Microsoftは、同社が提供するオンラインストレージサービス「OneDrive」において、無料で利用できる容量を15GBから5GBに縮小し、一部ユーザーに提供している容量無制限のプランを2016年早期に終了することを明らかにしました。

海外向けに先行して公開しましたが、本日、日本マイクロソフトが日本向けの情報を追加して変更内容や対応方法を案内しています。

一部のヘビーユーザーが75TBを消費、平均的な利用者の14,000倍に

Microsoftは、容量の大幅縮小を行う理由として、一部のユーザーがPCのバックアップや映画などの動画を保存するといった使い方で保存容量が平均の14,000倍となる75TB超のデータを「OneDrive」上に保存していたことをあげています。

このような大容量のバックアップは「OneDrive」の方針と異なり、多数のユーザーに向けて高価値の生産性機能や作業支援機能を提供するために今回の変更に踏み切ったとしています。

一部のお客様は多数の PC をバックアップしたり、手持ちのすべての映画や DVR の録画を保存したりするためにクラウド ストレージを使用しており、その容量はユーザーあたり 75 TB を超える場合もあります。これは、平均的なユーザーの 14,000 倍に相当します。マイクロソフトは、このような極端なバックアップ シナリオではなく、大多数の OneDrive ユーザーに役立つ高価値の生産性機能や同作業支援機能を提供することに引き続き注力していきたいと考えています。

引用元:生産性の向上とスムーズな共同作業の実現に向け、OneDrive ストレージ プランを変更 – Office Blogs – Site Home – TechNet Blogs

無制限プランに上限を設定するだけで済むような気はしますが、容量縮小、一部機能の廃止など無料ユーザーも煽りをくらうことになるようです。

容量無制限のストレージサービスといえば、EvernoteやYahoo!ボックスなど多数存在していましたが、1〜2年で無制限オプションを終了し、容量を縮小させるケースが多いです。

今年5月にはグーグルが「Googleフォト」をリリースしました。「OneDrive」と違ってアップロードできるファイルは限られているものの、今回のようなことがあるとなかなか容量無制限を謳うサービスを積極的に使っていけないですね・・・

「OneDrive」の容量縮小・変更まとめ

縮小・変更内容

2016年早期に実施される「OneDrive」の変更内容は以下のとおりです。

無料ストレージ カメラロールストレージ 無制限ストレージ 有料プラン
対象者 全員 全員 「Office 365 Solo」と「Office Premium」の一部ユーザー 新規ユーザー
変更前 15GB 15GB 無制限 100GB/200GB
変更後 5GB 廃止 1TB 新規受付停止月額1.99ドル/50GBの新プラン提供

対応方法

Microsoftでは、容量の縮小・変更に際して変更後の容量未満になるまでOneDrive上のファイルを削除するか、利用しているPCに移動するよう対応を呼びかけています。

また、2016年早期に提供される月額1.19ドル/50GBや月額1,180円/1TBの有料プランに変更して保存容量を引き上げることも可能です。

プラン変更後も容量が超過していた場合、ファイルが削除される可能性も

変更後の容量を超過するユーザーには通知が送られ、通知からの経過日数によって徐々にOneDrive上のファイルに制限がかかり、最終的には削除されます。

無料ストレージ
ダウンロード 閲覧 変更 追加
〜90日
90日〜 × ×
9ヶ月〜 アカウントロック
1年〜 ファイル削除
無制限ストレージ
ダウンロード 閲覧 変更 追加
〜12ヶ月
〜18ヶ月 × ×
〜2年 アカウントロック
2年〜 ファイル削除

※アカウントロックを解除するには“何らかの対応”が必要になるとのこと。解除後は再度ファイルにアクセスできます。

オンラインにあるファイルをローカルに移行するには手間も費用もかかりますし、時間も膨大なものになります。75TBもの大容量をアップロードしたユーザーはなおさらですが、マイクロソフトは専用アプリケーションからドラッグ&ドロップでのファイル移動を推奨しています。

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