デジタル庁は、4月29日から5月7日までマイナンバーカードのスマートフォン搭載に伴うシステム公開作業を実施し、予定どおり5月11日から提供を開始すると案内しています。
マイナンバーカードのスマートフォン搭載により、マイナンバーカードを読み込まなくてもマイナポータルのサービスが利用できるほか、市区町村が発行する住民票の写しや印鑑登録証明書等などのコンビニ交付、健康保険証の利用、民間サービスで必要なときもマイナンバーカードが順次不要になります。
現時点でスマートフォンのマイナンバーカード対応が決定しているのはAndroidスマートフォンのみ。
iPhoneについては具体的な対応時期が決まっておらず、4月25日の会見でiOS対応の見通しについて聞かれた河野デジタル大臣は「iOSもAppleと交渉しているところで“やりますよ”という話は決まっているため、あとは時期の問題だと思います。なるべく早くできるようにしたい」と回答。また、自身の使用機種について聞かれると「内緒です」と答えています。
iPhoneのマイナンバーカード対応については、昨年12月にAppleのCEOであるティムクックが来日した際に岸田首相と官邸で面会。首相がマイナンバーカード対応の協力を要請すると、ティムクックCEOは「取り組みたい」と答えたと報じられています。
また、複数の政府関係者が「現状では技術的な課題がある」と語っていることや、昨年秋の時点で次期OS(iOS 17)の仕様がすでに決定していることから、iPhoneのマイナンバーカード対応は2024年以降とも報じられています。
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