速報：新型「iPad Pro」が史上最大のアップデートで登場 1TBは22.8万円に

Yusuke Sakakura更新日：2018/11/04 3:11

Appleが10月30日23時から開催したスペシャルイベントで新型「iPad Pro」が発表された。

iPhoneのような薄型ベゼルのオールスクリーンデザインを新たに採用。ホームボタンや指紋認証を廃止、誤認識率が100万分の1という圧倒的な安全性を誇る顔認証「Face ID」を搭載。専用のペンデバイス「Apple Pencil」をiPad Pro本体に取り付けて持ち運べる。

新デザインでスタイリッシュに

デザインも変わった新型iPad Pro。エッジはラウンド型ではなくスクエアでスタイリッシュに。机から持ち上げる時はつかみにくく大変かも。

ラインナップは11インチと12.9インチの2サイズ。11インチモデルは従来モデルの10.5インチのボディサイズをそのままに画面を大型化。12.9インチモデルは25%ものボリュームダウン・コンパクト化を実現した。

薄さはiPadシリーズ史上最も薄い5.9mm。薄さの煽りを受け、残念ながらイヤホン端子は廃止された。

新型iPad Proの画面はiPhone XRと同じLiquid Retinaディスプレイ。薄型ベゼルのオールスクリーンデザインで迫力のある映像と圧倒的な没入感で写真や映画が楽しめる。

初代iPadからずっとそこにあったホームボタンが廃止。ホーム画面に戻るにはホームインジケーターと呼ばれる画面下部を上にスワイプするだけ。つまり、iPhoneと同じジェスチャー操作に対応。

画面ロックの解除は指紋認証「Touch ID」から顔認証「Face ID」に。誤認識率は指紋認証の100万分の1で20倍安全。

iPhoneと違って縦でも横でも使うことが多いiPad。iPhoneは横向きにすると、正しく顔を認識してくれなかったが、新型iPad Proの顔認証は縦でも横でも認証可能。

知能にも優れるモンスタークラスの性能

チップセットは100億のトランジスタを内蔵する「A12X Bionic」。Appleいわくモンスター。

8コアのCPUは35%も高速化、7コアのGPUは2倍も高速に。Xbox one Sに比べて94%も小さいのにグラフィックス性能は同じ。

さらに、優れた顔認識や画像認識を実現する機械学習用の「Neural Engine」を搭載。毎秒5兆回の演算処理でモンスターに知性をプラス。

充電・データ転送用の端子はLightningからUSB-Cに。外付けのディスプレイに5Kの映像を出力したり、カメラのデータを取り込んだり、iPhoneに接続すればiPad Proから電力を供給。贅沢なモバイルバッテリーに。

iPad Proの右側面はApple Pencilの充電スペースに。マグネットで吸着して持ち運びが可能。

シンプルなデザインで転がることがなくなった新しいペンにはモーションセンサーを内蔵。ダブルタップでブラシの種類を変えてペンにも消しゴムにも。

新しいApple Pencilは14,500円。

iPad Pro用の新しいキーボードカバー「SmartKeyboard Folio」も登場。フロントもバックも保護する折りたたみ型のカバーで持ち運びも安心。2段階の角度調整付き。価格は11インチが19,800円、12.9インチが22,800円

新型iPad Proは、64GB／256GB／512GB／1TBの4ストレージラインナップ。11インチはiPhoneよりも安い89,800円〜172,800円。12.9インチは111,800円〜194,800円。

Apple公式サイトですでに予約販売を開始。11月7日から発売。