新型iPad Pro、M3チップ・有機EL搭載で2024年発売か。大型トラックパッドのMagic Keyboardも
iPadを含むタブレットはコロナ禍におけるリモートワークやオンライン授業の急増によって売り上げを伸ばしていたものの、急速に需要が落ち込んでいて、MM総研の調査では2022年4月~9月における日本国内のタブレット出荷台数は前年度同期比26.8%減を記録。
また、IDCの調査では今年第2四半期のiPadの出荷台数が17%も減少したと報告されています。
それでもAppleは他のメーカーとは比べ物にならないぐらいの売り上げを得て、タブレット部門で無類の強さを誇っていますが、業界全体の落ち込みによって苦境に立たされているということです。
iPadの売り上げを再び伸ばすにはコロナ禍で買い替えたユーザーの買い替えを促す必要があります。その1つの方法は新モデルの投入でしょう。Mark Gurmanの最新レポートによれば、Appleは2018年以来のメジャーアップデートとなるiPad Proの新型モデルを投入するようです。
コードネームJ717/J718/J720/J721/と命名されている2024年発売の新型iPad Proは、有機ELディスプレイとM3チップを搭載するとのこと。
有機ELディスプレイは2017年発売のiPhone X以降に採用されていますが、iPadにはまだ液晶ディスプレイが採用されています。有機ELに変更されることでコントラスト比や画面輝度の向上、バックライトが不要になることで消費電力が抑えられ、電池持ちの向上も期待できます。
画面サイズは11インチと13インチの2種類。現在の12.9インチモデルは、わずかに大きな13インチのディスプレイを搭載するようです。
現代のタブレット、特に大画面モデルにおいて重要なのはアクセサリです。アクセサリのないタブレットは大きなスマートフォンに過ぎず、動画やゲームなどのエンタメを消費するには最適ですが、文章を書いたり、絵を描いたり、手書きでメモを取ったり、何かを効率的に生み出すことはできません。
Appleは、iPadのキーボードアクセサリである「Magic Keyboard」を刷新し、大型のトラックパッドを搭載することで、iPadをよりノートPCらしく扱えるようにアップデートするようです。
来月にはiPhone 15やApple Watch Series 9、Apple Watch Ultra 2といった新製品が登場するスペシャルイベントの開催が噂されていますが、Mark Gurmanは新型iPad Proの発売時期を2024年の春または初夏と予想しています。
また、新型iPad Proが登場するまでは他のタブレットにおける小規模なアップデートしか期待できないとしています。iPadにおいてはコンパクトモデルのiPad miniが2021年に大幅刷新されて以降、動きがなくアップデートを期待する声があります。
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