- Nothingの新スマホPhone (2a)のデザインはpartial透明でミルキーな白色。
- Phone (2a)の開発は60年代ファッションや古いテック製品からインスピレーションを得ている。
- 本体の素材決定には300種のテスト後に決定し、開発には最長4年の時間をかけている。
Nothingが3月5日に発売する次期スマートフォン「Nothing Phone (2a)」のハンズオン動画をYouTubeで公開しました。
ハンズオンしたのはNothing製品とデザインの大ファンでデザイナーを目指すMaximillionです。Maxが昨年夏に手書きの手紙を送ったことで特別なハンズオンが実現しました。
乳白色の半透明デザインに
やはりMaxがまず食いついたのは左上からセンターに移動したカメラ。Nothingはデザインの重要な要素のひとつとし、大きな決断だったと語ります。
これまでのNothing Phoneから継承された透明な背面カバーについては、わずかに白いミルキーな仕上げになっていてPhone (2)のような完全な透明ではないとのこと。
MaxがPhone (2a)は何からインスピレーションを得て開発したのかを聞くと、Nothingの担当者は古いテック製品や60年台のファッションデザインなどが収められた本を取り出します。スケルトンデザインが過去にどのように使用されてきたのかもまとめられているそうです。
Phone (2a)の特徴の1つに本体色とは真逆となる黒のボタンがありますが、ボタンを黒にした理由について白と黒のパーツを混在させたEar(1)など、他のNothing製品からヒントを得たようです。
デザインについてまったく新しいものなのか、Phone (2)ベースで設計されたのか聞かれると、Nothingはその両方と答え、Phone (1)とPhone (2)の前に制作されたNothing Phoneのコンセプトデザインがベースとなったようです。
次に登場したのはNothingの別ブランドCMFのデザイナー。
Maxがインスピレーションを得る方法について聞くと「どこでも」と答え、みんなからは変に思われるけど、ゴミの山があればそれを写真に収めることもあると回答。
お気に入りの色については1番好きな子は誰?と聞くようなもので、どの色も同じくらい好きと答えます。なお、Phone (2a)についてはこれまで白色のみが公開されていますが、他の色も開発中であることを明かしています。
Nothing PhoneとNothingのデザインアイデンティティが本当にクールなのはスケルトンという要素にあるとする一方で、無地製品では必要のない仕事が必要になり、半透明のカバーでどちらの要素も併せ持つPhone (2a)については、目に見える細かなディテールまで美しくするために4倍の努力が必要だったと語ります。
仕上げについては背面は光が反射する光沢仕様。ボタンはアルミニウムに特殊コーティングを施し、フレームにはグリップ感を高めるためにテクスチャー加工を施していると説明しています。
Nothingは素材を300種類テストし、決定するまでに半年かかることもあれば、ゼロから開発する場合は4年かけることもあると語ります。
Phone (2a)の具体的な素材について動画内では語られていないものの、Wallpaper*は背面がガラスではなく、耐久性に優れ、丸みを帯びた滑らかな仕上げにできるポリカーボネート(プラスチック)素材と伝えています。フレームは100%再生アルミニウムとのこと。
音と連動して光って通知などを知らせるGlyphについては、Phone (2)の11セグメントに比べて廉価版のPhone (2a)には3セグメントしかありませんが、通知音は同じなので最適化に苦労したようです。
ハンズオン動画はPhone (2a)のディスプレイ側がなるべく映らないように撮影されていますが、一瞬だけ映るシーンがあります。
Phone (2)と同じセンター配置のパンチホールを採用。ベゼルについてはPhone (1)よりも狭いように見えます。
噂によれば画面サイズはPhone (2)と同じ6.7インチとなるようです。
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